連日、コロナウイルスのニュースが流れ、マスク不足が騒がれ、なんとなく不安で落ち着かないですね。コロナウイルスはその感染力もさることながら、かかったときの怠さが尋常ではなく、またしつこく長引くといわれていますから、もちろん感染は避けたいものです。行く予定にしていたイベントや会合をキャンセルしたという人も多いことでしょう。
そんな時こそ家にこもり、凝った料理や手作りお菓子に勤しむというのはいかがでしょうか。日頃、時間がなくてやる気になれなかったことをやってみる、そんないい機会かもしれません。とはいえ、スーパーへ材料を買いに行くのも感染が心配・・・ということで、またまた冷蔵庫にあったあんこでお菓子を作ってみました(あんこが冷蔵庫にない方はネットでご注文ください。すぐにお送りいたします!)。
今回の手作りお菓子は『羊羹』です。「え、普通・・・」と思ったあなた、どうぞ下に続く写真を見てみてくださいね。けっこう自信作ですよ。
作り方はいたって簡単。
1.粉寒天を水に溶かします。コツは溶け残りが出ないよう必ず水から入れること。しっかりかき混ぜること。そして、きちんと沸騰させること。この沸騰がないまま溶かしただけでよしにすると固まりにくいそうです。
3.熱湯で消毒した容器(下写真左)にトロリと注ぎ込む。膝の上でトントンとして平らにする。あとは放っておく。寒天なので冷やさなくても常温で固まります。容器はある洋菓子店からのリユースです。なんとなく取っておきましたが、まさにピッタリの出番を得ました。以上!
常温で固まると書きましたが、この羊羹、なんと「瞬時に」固まるのです。あんこを使っているので元々の固さがあります。そこに寒天が加わり、早く注がないと「あっという間に固まってしまう~」という程、すばやく固まります。もし、固まってしまったらまた火にかけて緩めればいいので、焦ることはないのですが(笑)。とにかく、早く出来上がるので超簡単です!
どの色の組み合わせがお好みですか。ももあんの「ピンク」や栗きんとんあんの「黄色」はいいアクセントになりますが、蔵出し味噌あんの「キャメル色」やミルクあんの「白」が優しい色合いで素敵ですね。「いかにも和」といった風情も感じます。白とキャメル色は、どの色と組み合わせてもいい味出しそうな、「使える」色です。
粒あんとの組合わせはよく合います。でも、粒あんなしでの組み合わせ、例えば、白とキャメル色だけもいいと思いませんか? 見ただけでは羊羹とは思われないでしょうね。ミルクとミルクティーのゼリーと思われるかもしれません。食べてびっくり! ミルクとほんのりみそ味。いたずら好きの方、ぜひお試しくださいませ(笑)。
また、3色を組み合わるのも挑戦してみました。3色ともなるとセンスが問われますね。それに「もっとたくさんの色がほしい」と思ってしまいます。
元々、豆を原料としたあんこですから、和の押さえた色合いや味わいはおのずと出ます。外国の方をおもてなしする時にさりげなく日本らしさを感じさせるお菓子として、手作り羊羹は丁度いいかもしれません。いきなり「100%あんこ」というのは、慣れない味だからという理由ですぐには美味しいと思ってもらえないこともあるようですから。それに作り方もいたって簡単ですし。
コロナウイルスの感染を恐れて家で手作りお菓子に挑戦してみましたが、予想以上の楽しさでした。四季折々の材料を使ってのあんこで、味や色の組み合わせを楽しみながらの『羊羹』、ぜひ作ってみてください。
「これはいい!」「綺麗すぎて、美味しすぎて黙っていられない!」という組み合わせを発見された方は、どうぞ茜丸にもご連絡くださいね。
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