お孫さんにも大好評!もも味のピンクのおしるこ

 お正月のお餅がまだ残っているという方、いらっしゃいますか? さすがにもういらっしゃらないかな。でも、我が家にはまだたっぷり残っています。実家に帰った時に母から貰った手作りお餅が一枚分(まな板1.5枚分)です。

 関東圏の実家なので、お餅は伸して平らにした後で四角に切って袋に入った商品が売られているんですよ。大きさは実家でもらった手作りお餅と同様、一般的なまな板1.5枚分というところでしょうか。厚くて丈夫な袋で、切る目安になる線も入っています。

 張り切って作ってくれた母の手前、「いらない」と言うことができず、持って帰りました。お餅の、同じような悩みをおもち(笑)の方、案外いらっしゃるかもしれませんね。

 さてどうしよう・・・。ピザ餅(ピザソースとチーズ)もしました。焼き餅(蔵出し味噌あんとネギ)もしました。うどんにお餅をのせた力餅にもしてみました。そろそろまた原点にかえって、甘いおしることいきましょうか。甘いもの好き、あんこ大好きな私の原点はなぜだか甘いおしるこなのでした。

 冷蔵庫には幸い、あんこが常備されています。「粒あん」と「蔵出し味噌あん」に加え、今は「ももあん」があります。蔵出し味噌あんを使った時はお椀に入れ、しっかり和の雰囲気にしてみましたが、今回のももあんでは耐熱グラスに入れた、ホットドリンク風にしてみましょう。

 まずはあんこを入れます。量はお好みでよいですが、今回は少なめに入れました。というのも、ももあんの風味や香りは思った以上に濃厚なので少なくても十分だからです。でも甘みはもう少し欲しかったので、砂糖を小スプーンで山盛り1杯入れました。この感覚はまさにドリンクですね。あとはお湯を注いで出来上がりです。

 初めの目的であるお餅は、お雑煮の時の4分の1くらいに切って焼いておきます。私は焼き網を使いましたが、オーブントースターでももちろんOK。小さくてもお餅は結構お腹にたまるので、この大きさで二つ食べたら十分満足します。

 さて食べてみての感想。お餅を焼くのが少し面倒ですが、あとはお湯で溶かすだけですからとても簡単です。あんこの種類をいくつかお餅であれば(しつこい?笑)その時々でいろいろな味が楽しめます。

 粒あんはもちろん安定の味でしたが、『ももあんしるこ』もお餅と見事マッチしていましたよ。元々はももあんですから、あんこに合うように、と桃の風味や香りがうまく調合された完成品だからでしょうか、きちんとおしるこに変身していました。

 『ももあんしるこ』のいいところは色のよさです。やさしいピンク色は、きっと女の子に喜ばれます。昔、女子だった私でもテンション高めになりましたから。孫ができたら作って食べさせてあげたいと思いました。「おばあちゃんのところにいったらピンクのおしるこが出てきたよ!」そんな風にお母さんに報告してくれるかもしれませんね。

 ひとつ気になったことがあります。おしるこではなく、より軽くホットドリンクとして楽しむのであれば、お餅はもっと小さくてもよかったかも。静岡の竹茗堂という会社に『うす茶あられ』というグリーンティのホット版があるのですが、あれには直径数ミリの大きさのあられが入っています。香ばしさを加えるあられの絶妙な大きさにしてあるのでしょう。

 そういえば、奈良ではお茶漬けにあられを入れることがあります。昔からよく食べる形だそうで、忙しい時にはあられとネギだけとも聞きました。スーパーではお茶漬け用としてのあられが大きな袋で売られています。ご飯の上にさらにお餅?と初めて聞いた時にはギョッとしましたが、香ばしさを演出するあられの甘みにもごはん系にも合うのでしょう。

 なにはともあれ、おしるこに浮かぶ手作りのお餅はやはり美味しいですね。母の手作りですから、一生懸命作っている時の姿も浮かび、思わず笑顔になります。ケーキも珈琲も大好きですが、おしるこの優しい味、豆やお餅などの和の食材はいつまでも日本の味、ふるさとの味として残っていてほしいですね。

 そんなことを思った、『ももあんしるこ』でした。そうそう、やはりこれは和の食器が合うのかなとお椀に入れ替えてみました。やはりしっくり来ますね。他にはぽってり厚い陶器のマグカップでも合うかもしれません。中に浮かぶ小さな粒はももの果肉です。ももあんそのものに入っていますよ。

AKANEMARU NEWS

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