夏、食欲は落ち気味。これは「ダイエットのチャンス!」と言いたいところですが、やはり食べないと夏バテします。食べる量が減ると便秘にもなります。そしたら肌の調子も最悪・・・良いことはありません。
ということで、ほとんど食べない、量を減らすという選択肢はひとまず置き、大好きな甘いものを食べつつ、摂取カロリーは減らしたい。そんな悩みを抱えながらスーパーにたたずんでいる方々(私)へ、ひとつご提案があります。
最近のスーパーで、ふと疑問に思ったことありませんか。
「おはぎがなぜか惣菜コーナーにある」
「あれ?大福やだんごとは扱いが違うぞ」
そう、多くのスーパーでは、おはぎは“和菓子”という括りとは違うようなのです。というのも、おはぎは和菓子コーナーではなく、なぜだか惣菜コーナーに置かれているのです。おはぎの隣りにあるのは、炊かれた白米、お赤飯、おにぎり、おこわ等々。スーパーによっては、お好み焼きなども近くにあることもあるようです。確かに材料はもち米ですが、イメージ的には和菓子になると思うんですよね。
・・・ということは、おはぎは歴としたごはんのひとつ、穀類として扱ってもいいのでは? 白米ごはんの代わりにおはぎにしてもいい? そんなの嬉しすぎる!と、勝手にひとり決めしてみました。おはぎを罪悪感なしで食べられたらちょっと嬉しいかも。
でもやっぱり気になるのでカロリーを調べてみました。
まずは白米100gあたりのカロリーは、168kcalあります。一膳分として約150g食べるとすると、約250kcalになります(文部科学省「日本食品標準成分表(五訂増補)」より)。
次におはぎのカロリーです。スーパーでいくつか購入し調べてみました。写真を見てどこのスーパーのものかわかる方いたりして?
こちらの「二色おはぎ」は、100gあたりのカロリーが289kcalと書かれています。白米より高いですね。砂糖も入っていますからねぇ、当然といえば当然。
次の「おはぎミックス」は、100gあたりのカロリーは305kcalと書かれています。微妙に数字が違いますね。実はこのおはぎ、上の「二色おはぎ」と製造元が同じでした。同じ会社で作られていても納品するスーパーが違えば仕様も違うわけですね。
さて3つ目のものは、100gあたりのカロリーは書かれていません。その代わりに書かれていたのはなんとなんと「一食あたり199kcal」という文字。一食ですよ! これは明らかにごはん扱いです。そして驚くのは、199kcalという数字。200にならないようにという企業努力が見えるって?確かに。でも問題はそこではありません。
先程の文部科学省「日本食品標準成分表(五訂増補)」からのごはん一膳分のカロリーを思い出してください。ごはん一杯分は約250kcalでした。それに対して、おはぎ一食分は199kcalです。負けています。
でも負けていいんです! 少なくていいんです! 十分甘いのに、お菓子みたいなのに、カロリーは低めなんて最高じゃないですか。これで心おきなく、おはぎをごはん代わりにできます。
でも「おはぎだけでおなかが満足できるの?」という疑問もわきますね。写真を見てわかるように、1個だけで売られているこのおはぎは、大きさ的にも十分満足できます。お味はお上品ですがしっかり甘い、お豆の味も生きています。もち米ですからお腹にもちゃんとたまります。
この1個入りはお値段も100円というワンコイン。このスーパーからの回し者ではないですが、これは買い!ではないでしょうか。
以上のことからの考察です。
1.甘いのにカロリーが低いこともある
2.カロリーから考えておはぎはごはん代わりにできる
くれぐれもご注意いただきたいのは、ごはん一膳の代わりなら一個にしておくこと。二人で分けるなら2つ入りのおはぎでもいいですが、一人で食べるのなら2つ入りのものを買うのはおすすめしません。
あんこ味ときなこ味、どちらもきっと食べたくなります。きなこは大豆だからタンパク質で、脂肪を燃やすためにはタンパク質は必要でしょなどとあれこれ理由を引っ張り出して(私だけ?)今日はまぁいっか!なんて自分を許したくなってしまいます。
〇〇スーパーさんはいいけど、△△スーパーさん、□□スーパーさん!どうぞおはぎは1個入りで売ってください。お願いします!
さて、ここからは私なりの食べ方のコツをお伝えします。
いくら甘いものが好きだとはいえ、おかずとおはぎは合いません。おかずにもおはぎにも失礼な気がします。そこで考えたのは個別のものとして食べること。
つまり、まずおはぎを食べます。よ~く味わって甘いものを食べる幸せを満喫します。食べ終わって余韻にも十分ひたったらお茶など飲んで口の中をリフレッシュさせます。そして、いつものおかずを食べるのです。
この方法の利点は二つあります。一つ目は、最初におはぎを食べるのでお腹が満足し、おかずを食べすぎないで済むこと。二つ目は、おはぎの美味しさを忘れないためにあっさりしたおかずを食べたくなること。量だけでなく塩分や油分を控えることにもつながります。
甘いものを罪悪感なく食べられることを加えれば、これは一石二鳥以上のよいことがありますね。皆さまの賛同を得られるでしょうか? よろしければご意見お聞かせください。
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