暑い夏を少しでも涼しく感じたいと、皆さま工夫されていることと思います。暑くて食欲も落ちがちな中、何を食べようと苦心されている方も多いでしょう。本当に異常なほどの暑さ!地球は大丈夫でしょうか。
でもそんな中、何か新しい発見をすると嬉しくなり、まだまだ頑張れる、頑張ろうと思えます。今回の発見は「新緑よもぎあん」です。2月~6月までの限定販売商品なので、今は販売していないようですが、新たな発見だったのでぜひご紹介いたします!よもぎのあんこはこれまで使ったことはありませんでした。よもぎもちは好きですが、あんことしてはあまり考えたことがなく。
さて、夏の手作りお菓子に寒天パウダーはこの季節必須です。少なめに使えばわらびもちのようなぷるぷる感でつるりと食べられ、多めに使えば水羊羹を越えるほどのどっしり食感が味わえます。今回は後者を狙ってみましたよ。
そのままでももちろんいいですが、より涼しさを感じるためにココナッツスライスを加えてみました。自然なままなので甘さは薄め、そしてきれいな白色。きっと冷たさを演出してくれると見込んで選びました。
袋に入った状態での長さはこんな感じ。どのくらいの長さで使うかは思案のしどころです。ここでセンスが問われるんだろうなあ、和菓子職人さんはこういった組み合わせのデーターを集めているんだろうなあと思いました。
ココナッツの味そのものも好きなので、少し短くする程度にしました。熱い寒天液の中で柔らかくなってくれることを願いながら。ネギで言えば小口切りのように短くすることも考えたんですが、味のインパクトが減りますよね。
いつものように寒天パウダーを入れた液にあんこを入れて沸騰させます。一度出来上がっているものに、もう一度火を入れるのはどうなんだろうと思ったりしますが、前に茜丸のあんこ職人から「好みの硬さにするために火入れして水分を飛ばしてもいい」と聞きましたから大丈夫ですよ。
あんこは思い切ってたくさん入れました。もったりと食べがいのある水ようかんにしたいので。それを型に入れたら、切ったココナッツを入れます。均等に散らして入れてみます。昔、お祭りなどで水の中のある位置を狙って10円玉をそっと落としたことを思い出しました。小さい子にとっては少し楽しい作業かもしれません。
固まるのを待って楽しみにひっくり返してみました。う~ん、特別美しくはない(笑)。もう少し短く切って散らした方がよかったかな。道明寺粉のようにもっともっと細かくした方がよかったかな。どうぞ試しに作られる方は違う長さに挑戦してみてください。
早速食べてみました。こ、これは!!!なかなかよいぞ!というのが第一印象。よもぎあんはよもぎの葉の爽やかで鼻に抜ける香りが思った以上に強くて、そこから涼感が生まれるのです。さらにココナッツの味がヤシの木陰でトロピカルドリンクを飲む光景を想像させます笑。
ココナッツが冷えて固くなり、思った以上に歯ごたえがあったのは残念でしたが、歯が丈夫な人ならそれもまた一興。目を閉じて真っ青で透明な海を思い浮かべながらガシガシ噛んでください。
ということで、初めて使ったあんこの予想以上のポテンシャルに驚かされた今回のチャレンジでした。今回は新緑よもぎあんを使用しましたが、別のあんこを使っても美味しくできると思います!私もまだまだ使っていない茜丸のあんこがありますから、折を見てまた挑戦してみようと思います。
以上、あんこ広め隊の手作りスイーツのご紹介でした。
【業務用あんこ販売店】
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