全粒粉を使って作った無発酵パン「チャパティ」はご存知ですか。インドのパンといえばナンが有名ですが、インドのお隣りの国バングラデシュでは日常的に食べられるのはチャパティ。毎日の朝食として食べるんですもの、いちいち発酵なんぞさせません。
これがまた美味しいんですよ。おまけに汎用性が高い!ちぎってカレーを挟んで食べてもよし。甘いジャムを挟んでスイーツとして食べてもよし。どちらにも合うクセのなさです。とは言っても材料は全粒粉ですから小麦粉本来の香ばしさがあります。
初めて食べたときには、ん?そば粉ガレット?と思いました。いかにも自然で健康的な香り。心おきなく食べられる使い勝手のいいパンだと思います。
自分で作ってももちろんよいのですが、ハラル食品店などで「アタ」という名前でこの香ばしい全粒粉が売っています。でも結構なお値段なのです。それに常に食べるのでなければ、捏ねて作ってはなかなかの手間。使い切れません。そしたらありました、某〇〇〇務スーパーに。
あら、ありがたい!便利!と喜びました。それだけ知名度も増しているということでしょうね。海外旅行先で出会った美味しいものを日本でも気軽に食べたいという思いから、どなたかが輸入交渉してくださったのでしょうか。日本に住む外国人のおかげかもしれないですねえ。母国の味はやはり忘れられないですものね。
写真をご覧ください。けっこう濃い色でしょう。そば粉の色に似ていますよね。バングラデシュでは糖尿病の人の朝食は必ずこれだそうです。血糖値の上昇が緩やかだそうですよ。私は幸い糖尿病ではありませんが、味が大好きなのでよく買います。
焼き方は簡単です。フライパンに置いて焼くだけ。楽しい焼き方は、焼きながら布巾などで面を押さえること。そうすると反発するようにプクーッと膨らむのです。あちこち手を移動させて押さえると全面を膨らませることができます、上手な人は。
押さえる位置の順番、押さえる強さや時間によって、膨らみ加減は変わります。
写真では、特に向こう側がぽ~んと膨れているのですがわかりますか。しっかり膨らみましたが、手前のところは膨らますことができませんでした。悔しい!笑
この膨らみは、焼き終わってフライパンから出すとすぐにしぼんでしまいますが、膨れて離れた分、食感が軽くなりますし、なんだかフワッと感もある。押さえながらの焼き方、どうぞお試しください。なんといっても楽しいですから。
さて、中に挟むものはですねえ、もちろんあんこです。何がいいかなあ。やっぱり『あんバターあん』!!洋風のこのあんこはバターがなくても満足できる濃厚な味が魅力です。バターを別に挟むのは悪魔的な喜び、美味しさがありますが、今回はせっかく健康志向を謳っているのでやめておきましょう。
でも、大好きな白花豆も追加してみました。チャパティの円のキャンバスに絵を描くように並べてみましたよ。かわいい!
でも食べるときには、容赦なく半分に折り、白花豆をつぶして『あんバターあん』となじませます。そしてパクつく。うまい!!!
チャパティの素朴な香りと相まって、大満足のお菓子です。冷凍チャパティとあんこ、そして白花豆といういずれも日持ちするものを常備しておけば、思いついたときにさっと作れます。このパンは薄くて焼き上がるまでの時間も数分ですから、出来上がるまで5分もかかっていないかも。
焼きながらぷくっとふくらませるのを楽しみたいので、焼いている間に飲み物を準備…の暇もありませんよ。
そうですねえ、コツといえば、あんこや白花豆はできれば常温に戻しておくといいですね。せっかくの焼きたてホカホカのチャパティが冷めてしまいますから。飲み物も先に準備しておくといいですね。食べやすくて美味しいのであっという間に食べてしまいますし。
パンはインド、あんこや白花豆は日本、ということで飲み物は何がいいでしょうか。素朴さを倍増させるほうじ茶?ちょっとおしゃれに緑茶?インドの紅茶ももちろんいいかもしれません。飲み物は甘くない方が好きですが、現地の人であれば甘いチャイを合わせるのでしょうね。
以上、超お手軽あんこスイーツのご紹介でした。
【業務用あんこ販売店】
◆「あんバター」
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