いつか作ってみたいと思っていた二層になったツートン寒天、ついに作ってみましたよ!
断面の美しさが大事だと思うので、これは道具が要るなあと思っていて、ようやく流し缶を買いました。色々あるので迷いましたが、継ぎ目のないものを選びました。上手く出来るかドキドキです。
二層の下は茜丸の『春色さくらあん』。でも今、春では・・・スミマセン、ず~っと企画を温めていたら夏になってしまいました(滝汗)。二層の上はハイビスカスの花で色付けした赤色寒天です。「ハイビスカス」といえば夏なので、良しとしてください♪
ハイビスカスの花を乾燥したものを煮出すと本当に綺麗な色が出るんですよ。まるで宝石のように光り輝きます。知り合いに貰ったのがきっかけで、あとはネットで注文して手に入れています。
少し酸味がありますが、だからこそ夏にピッタリ、夏バテ防止になると勝手に思っているのです。今回は砂糖も入れて下の層との馴染みをよくしました。
作り方は、まず『春色さくらあん』の層を固めます。いつものように寒天パウダーを使いました。本当にこれは便利でわが家の常備品ですね。コツは最初は水から入れ、小さい泡だて器で均等に混ぜること。そして、一度しっかり沸騰させること。この2点を守れば失敗することはありません。
ゼラチンよりも歯ごたえあるものが出来上がるので、ジュレ的な食感を望む場合はかなり少なめにしてください。普通は常温でアッという間に固まりますが、少ない時にはゆっくり置いて待った方がいいですね。急ぐ場合はもちろん冷蔵庫で固めても大丈夫です。
さて、二層目を注ぐ前に固まりかけている面に桜の花びらを置きました。「もぉ、春じゃありませんって!」という声も聞こえそうですが、あまりの透明度を想像すると何か美しいものを入れたくなるじゃないですか。でも半分の面だけにしましたよ。
もう半分の面はレーズンです。これはウズベキスタン産で「大粒で!」「かなり!」「凄く!」「本当に!」「美味しい!」んですよ。偶々、イベントで購入したものですが、試食してすぐに「これは買いだ!」と思いました。3袋買いましたが残り少なくなってきた。オンラインで買えるのかなあ。
綺麗に入れたいものを並べたら、ハイビスカスの液を注ぎます。菜箸をつたわせるようにゆっくりと入れましょう。どれくらい入れるかはもうセンスの問題。下の層の厚さとの兼ね合いでどれくらいかは決まります。多く入れれば花びらは浮くでしょうし、少なく入れれば上に少し凹凸ができて楽しいでしょうね。
息をつめて、注ぎ入れました。入れる時には断面が見えないので、上部と下部の割合を頭の中でイメージします。『春色さくらあん』部分が結構厚さがあったからなぁ・・・。少なくない方がいいだろうなぁ・・・。ある程度、重さがあった方がちゃんと乗っかるかな? 薄いとツルンと取れる? いやいや、物があるから取れることはないでしょう。
初めての試みはいつも少しドキドキ。自然の色で嬉しいハイビスカスは実は固まりにくいんですよ。気長に待たないと! で、ようやく固まった気配。3時間以上かかったかな。ゼリーのことを思ったら決して長くないんですが、寒天はいつも早く出来上がるのでちょっとジリジリ待ちました。
さっ、ごたいめ~ん。静かに慎重に上げます。これは! なかなか! いい感じじゃないですか。角も綺麗に出ています。これはクセになる。しか~し、ハイビスカス部分が柔らか過ぎる・・・流れ出そう・・・でも桜の花との色合いが美しい!
あとは切り分けです。いい感じで切れました。お道具がいいと出来上がりもプロに近づけるんだなぁ。ハイビスカス部分が綺麗な透明の層になれば最高だったんだけど。
ツートン寒天、楽しかったです。下の層の味によって、色々楽しめそうですね。今回はハイビスカスを使いましたが、何も入れない透明なものでもいいと思うんですよ。黒蜜を入れて琥珀色にしてもいいですし。
食紅を使って青色にすれば海をイメージできますね。ビーチの砂に見える下の層は、沖縄のイメージであれば『サクサクりんごあん』の白色で、日本海のイメージであれば『こんがり焼きいもあん』のベージュ色がよいでしょうね。
▲だ~から~春じゃありませんって!!(笑)
以上、あんこ広め隊からの美味しい、楽しい、ご報告でした!
【業務用あんこ販売店】
◆「春色さくらあん」
◆「サクサクりんごあん」
◆「こんがり焼きいもあん」
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