先日、四天王寺に行ってきました。春季お彼岸の時期には特別な行事がいくつもあり、その中のひとつ「五重塔に上れる」というのにひかれて、その当日である3月22日に行きました。結果、残念ながら塔には上れなかったんですよ。コロナ対応で塔の中が密になることを避けてとのことでした。
でももうひとつ楽しみにしていた、絵堂の特別拝観はできました。聖徳太子のご一生を絵にしたもので、杉本健吉画伯が6年かけて描かれたという壁画は清らかで美しく、じっと眺めたりまた戻って見たりと心ゆくまで楽しみました。
太子の誕生から死までが描かれていて、蓮から生まれた赤子の姿が神々しくかわいらしいこと!若者である聖徳太子が馬に乗って旅立つときの横顔がりりしく美しいこと!見入りました。この一般公開は毎月22日にあるそうです。
壁画の説明文にも惹かれました。普段の生活ではほとんど聞かない、目にしない語彙がたくさん目に留まり、思わずスマホにメモしました。梵天、榕樹、沙羅樹、稜威、生者必滅・・・頭にもいい刺激、栄養がいきました(たぶん)。
心地よい音量で鐘が鳴り響く中を歩き、ご回向の場面にも出会え、心落ち着くひとときを味わいました。天王寺の街中にある四天王寺は、6世紀に建立された歴史あるお寺にもかかわらず、市井の人たちの生活に自然に溶け込んでいるお寺だと訪れる度に思います。
境内では縁日が開かれていましたよ。「チョコバナナ」や「カステラ」などの今どきのものもありますが、いわゆるフリーマーケットのような露店があちこちに出ていて、そこここに昭和レトロといった景色が見えました。ざるやおしゃもじ、洗濯ばさみといった生活雑貨を扱う店や、加山雄三やエルビスプレスリーのような昔のレコード、こけしなどが並んでいるお店もありました。
そこでゲットしたのがこのでんでん太鼓! コンコンコンと本当にいい音です。木製でなかなかのよい出来。「1,000円」と言われましたが800円に値切りました。まだまだだけど孫をあやすときの楽しみに♪ 別の店では「干し柿」も買いました。異国からのデザインで作られた手編みの帽子もありましたよ。
縁日は、毎月21・22日にあるそうなので、よかったら足をお運びくださいね。ただし、コロナの影響で予定が変わるかもしれませんから、事前の確認はお忘れなく。
ひとつ残念だったのは、春季名宝展を見逃したこと。「小さな仏教」というタイトルで、個人の慎ましい信仰の対象である小さな作品が展示されているそうです。四天王寺内の宝物館で5月5日まで行われているのでまた行ってみようかと思います。
さて、下の写真は、帰り道に四天王寺前から通りを横切る横断歩道の途中で撮った(あぶない!)茜丸本社の写真です。茜太郎がしっかり目立っています。そう茜丸本社は四天王寺から歩いてすぐのところにあるんです。
『茜丸五色どらやき』やたい焼き、季節季節のお菓子や季節のあんこなども並んでいますので、四天王寺に行く前後に寄っていってください。運がよければ、茜太郎本人に会えるかもしれません。店先で温かいお茶と一緒に『みるく饅頭かぶきもん』を頬張るなんてこともできますから、ぜひどうぞ。従業員一同、お待ちしております。
最後に大阪名物、通天閣の写真を置いておきます。これも天王寺駅に戻る途中のごくごく普通の景色です。天王寺駅前商店街もレトロ感いっぱい。楽しいお店がいっぱいありますよ。この界隈は実は大阪の隠れた名所かもしれません。
店舗名:茜丸本舗
電話番号:0120-506-108(9:00~17:00)
営業時間:月~金:9:00~17:30/土日祝:10:30~17:30
《住所》
〒543-0052 大阪府大阪市天王寺区大道2-13-15 四天王寺南大門駐車場そば
【茜丸本舗オンラインショッピング(どら焼きや饅頭等の通販サイト)】
http://www.osakamiyage-akanemaru.jp/
◆『茜丸五色どらやき』
◆『みるく饅頭かぶきもん』
【業務用あんこ販売店】
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