いつの間にやら、関西のあちらこちらに出店している「コメダ珈琲店」は、朝の時間が特に混んでいます。休日の朝、前を通るとすでに駐車場にはたくさんの車が入っています。その理由は、モーニングメニューがドリンク一杯の価格で食べられるから。トーストに加えて、ゆで玉子、手作りたまごペースト、名古屋名物小倉あん、の3種から選べるのが人気の秘密です。
と、モーニングの話は置いておいて、コーヒーが飲みたくて久しぶりにコメダ珈琲を訪れた時のこと。メニューを眺めてビックリ。なんと、小豆入りのコーヒーがあるじゃないですか! コーヒーだけじゃなく、ミルクティーやミルクも小豆入りです。まぁ、あんこ好きの私ですら驚きつつも、「それはそれでありかも」と思いました。タピオカの代わりに小豆と思えば、特に風変わりではないですよね?
そうそう、タピオカ発祥の地である台湾の人に聞きましたが、台湾ではタピオカミルクティーは、一日に何杯も飲むのが普通だそうです。合間合間の気分転換に、という理由もありますが、タピオカが入っていて腹持ちがいいからという理由も挙げていました。忙しい時に重宝するとのことです。
あんこは甘さもありますから、疲れた、でも食べる時間がない、という時にはいいかもしれないですね。タピオカに対抗して、食感を楽しめるよう、大粒の大納言ならさらにいいかも。タピオカはお芋(キャッサバ)から、あんこは豆からできています。豆の方がヘルシーなのでは?と、あくまであんこ押しでもある私の考え。
さて、あんこ入りのドリンクをもちろん注文してみました。メニューにある小豆入りミルクは間違いなく美味しそうですが、そこは意外性をとって小豆入りコーヒー『小豆小町 葵』にしました。ちなみに小豆入りミルクティーは『小豆小町 桜』、小豆入りミルクは『小豆小町 菫(すみれ)』です。ホットとアイスがありましたが、あんこの量が見えやすいアイスにしました。
運ばれてきたので早速観察。結構な量のあんこが入っています。「うわぁ、甘そう!」と思いましたが、飲んでみると甘みはそれほど感じなかったのが意外です。コーヒー自体に苦味があるからでしょうか、底にあるあんこを掬って食べてみるとコーヒーも一緒に口に入ることで、口の中で広がる新しい味の組み合わせに自然と笑顔になります。日本文化のひとつである、あんこが西洋のコーヒーをコラボするなんて、それだけで楽しいですよね!
タピオカを飲む時、全てのタピオカを回収できずに終わることがよくあります。あんこについても同じく、半分以上飲んだ後でも小豆が底に沈んでいて焦りました。「またやってしまった!」 でもこれ、ホットにすれば解決できるかもしれません。ある程度溶けてドリンク全体を自然な甘さにしてくれそうですね。
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