和菓子のようで洋菓子感のある「みるく饅頭」は甘いものがちょっと苦手な人でもこれだけは食べられるし、むしろ好き!などともいわれるお菓子。年齢問わず愛され、これは嫌いという人が少ないお菓子と言えるでしょう(あくまで私感)。それだけに全国、その土地土地で作られ、お土産もの売り場でも廃れることなく存在します。
中でも特に有名なのが『博多通りもん』。2019年6月に「最も売れている製菓あんこ饅頭ブランド」としてギネス世界記録に認定されるなど、今やみるく饅頭の代表と言えるでしょう。口にするときも自分の好みかどうかというより、「そうかぁ、これが多くの人に人気の味か」なんて思いながら味わって食べている気がします。
さてさて実は、茜丸でも「みるく饅頭」を発売しています。商品名は『みるく饅頭かぶきもん』。「かぶきもん(傾奇者)」とはどういう意味?という方のためにご説明しましょう。
Wikipediaによると「異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのこと。茶道や和歌などを好む者を数寄者と呼ぶが、数寄者よりさらに数寄に傾いた者」だそうです。つまりちょっと品のいい変わり者というところでしょうか。
もうひとつ、ピクシブ百科事典を見てみると、「単なる目立ちたがりとは趣を異とし、仲間同士の結束の高さ、退廃的な社会風潮に対する反骨精神などの表れでもあった。時代によっては「バサラ(婆娑羅と漢字表記する)」、「伊達男(戦国武将・伊達政宗に由来)」とも呼ばれる」とありました。
う~ん、独自の路線を貫く者と解釈してよさそうですね。いいですね、かぶきもん!・・・と名前についての説明はここまでにして、実際のお味についてご紹介すると、「美味しくできています!」と断言させてください。もちろん、贔屓目も入っていますが、特筆すべきはあんの美味しさです。ミルク感たっぷりのなめらかしっとり食感で、あんだけペロッと食べたくなるほどです。理由はキャラメルが使われてるからでしょう。コンデンスミルクを煮詰めて作るキャラメル入りですからミルク感が濃厚になるのは当たり前ですね。食感がなめらかなのは、製餡所でもある茜丸ですからお任せください!というところです。
皮も薄くてしっとり。あんの甘さをきちんと引き立てる薄さです。「かぶきもん」という威勢のいい名前のイメージとは少し違い、正統派の和菓子のようであんこは洋風。和菓子はちょっと物足りないという方にも満足できる濃厚さというところです。
新しく開発され売り出したばかりの『みるく饅頭かぶきもん』は、まだまだみるく饅頭界のハイブランドになれていませんが、茜丸のみるく饅頭『みるく饅頭かぶきもん』のこれからにどうぞご期待ください。
以上、しっかり宣伝させていただきました。茜丸の新商品『みるく饅頭かぶきもん』、どうぞ一度お試しくださいね。
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