生あんのほわほわ感に感激!

 「あまおういちごあん」、「ももあん」などフルーツ系あんこの基になるのは、白い生あんです。今回は生あん作りの現場を取材しました。

 写真は搾られる前の生あんの素で、「餡汁(あんじゅう)」といいます。豆を柔らかく煮て皮を取り除いた、豆のでんぷん質だけが水に混ざっている状態のものです。写真は白い豆を使っているので白い餡汁ができていますが、これを小豆で作ると赤っぽい餡汁になります。この餡汁を絞ってできるのが「生あん」で、白い餡汁を絞って作ると「白生あん」ができます。コクたっぷりのあんこの素ということで、ふわふわと泡立っているような見た目が、いかにも滋養たっぷりという感じですね。

 これを大きな袋に流し込み、機械で圧力をかけ絞ります。圧搾する機械は見上げるほどに大きなもので長い布の袋がたれ下がっています。これが長い板でプレスされます。

 ギュッと絞られ流れ出てくるのは透明な水。ちょっと意外でした。豆乳の場合は出てくる液体がたぶん白色でしょう。餡汁の場合は透明な水が出てくるので、栄養分はすべて袋の中に残っているということですね。

 水分が搾られ、袋の中に残ったものが生あんとなります。十分搾られた後には袋の底が開き、落下します。写真からも細かい粉状になっているのがわかります。これを煮溶かすので舌ざわりの良い滑らかなあんこができあがるわけです。

 さまざまな味わいのあんこが生み出される素になる、生あんは豆の栄養がそのまんま詰まった固まりで滋養たっぷりなこと、おいしい豆が厳選され使われていること、製造現場を見てこれらが実感できました。色や味がちょっと不思議なあんこも「安心してください!(豆の栄養価は)入ってますよ♪」


 以上、生あんづくりの現場から生リポートでした!

AKANEMARU NEWS

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