試行錯誤を繰り返しできました!とーっても濃い抹茶あん

 前回ご紹介した茜丸オリジナルのあんこは、「完熟マンゴーあん」「抹茶あん」「爽快ラムネあん」でした。今回見学中に製造されていたのは、「濃い静岡抹茶あん」と「新緑よもぎあん」です。それぞれの釜に入ったあんこに投入するのは、抹茶とよもぎの葉となります。

 抹茶とよもぎの葉はすでに、釜の前に準備されていて、実際に見るその色の濃さと量に驚きました。こんなにたくさん入れられるんですねぇ。

 さて、今回ご紹介する「濃い静岡抹茶あん」は、ここ最近開発されたばかりの新製品です。以前より人気のあった「抹茶あん」をさらに改良を加え、苦味もほのかに感じられるものに仕上がっています。実はこの「濃い静岡抹茶あん」、かなりの試行錯誤の末にようやく完成したものだそうですよ。

 まずは抹茶の選定。これまで使っていた宇治のお茶ではなく、静岡のお茶を使っています。静岡茶は普通に飲んでもキリッとした味わいです。その静岡茶の中でも、さまざまなお茶を試し、香りが高く、甘さの中に爽やかな苦みもある、静岡の有名茶舗「おやいづ製茶」さんのお茶を配合。甘さの中にお茶の苦味を効かせることで、より風味豊かに仕上げました。

 さらに、抹茶は加熱することで香りが飛んでしまうため、当初、抹茶量を通常の3倍の予定でしたが、試作を重ねた結果、約10倍の量を入れることになりました。その結果、価格も当初予定より上がってしまいましたが、それに見合う味に仕上がっていると自負しています。どうぞご容赦ください。

 下の画像は、静岡産抹茶を投入して混ぜることで濃い色に出来上がった「濃い静岡抹茶あん」です。いかにも抹茶を感じる色合いがとても美味しそうです。白い生クリームと合わせるとさらに色が映えると好評ですが、確かにこの深みある緑であれば色のコントラストがはっきり出ます。

 味も、甘い生クリームに負けないほのかな苦味がありますから、いいアクセントになりそうです。クリームとの味の相乗効果が期待できますね。妥協することなく試行錯誤の末に作られた濃い抹茶あん。抹茶らしさをさらに出したいときにぜひおすすめします。

 以上、新しく発売された「濃い静岡抹茶あん」の開発とパッケージまでの生リポートでした。

AKANEMARU NEWS

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