こちらの記事は、 海外在住のライターが一時帰国中に執筆した記事です。
先週に引き続き2週連続でお届けします。
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最近、京都へ行かれましたか。ネットニュースによるととんでもない人数の観光客だそうで、関西の人は敬遠しています。が、やはり禁断症状といいますか、京都へそろそろ行きたいなあと思ったりするんですよね。
さて、京都で有名なお土産といえば言わずと知れた生八つ橋。「夕子」「聖」「おたべ」などのうち、どれがお好きですか。私はほんのりやさしいニッキの聖かなあ。でも最近は、季節によってさくらあんのものが出たりするようですね。で、ついに!見つけてしまったんですよ。ちまたでブームのあんバター味の生八つ橋を。
あんこ広め隊の私めは、昔ながらの普通のあんこが大好きです。いっときはこしあん好きでしたが、今は粒あんが好き。甘いものはしっかり甘い方がいいですよね。あんバターも最近はいいと思いますね。若い人や外国人には慣れ親しんだ香りや濃厚さでしょうし。しっかり食べたぞという満足できるようにも思います。
で、も、生八つ橋にあんバターあんを入れるのはどうでしょう。生八つ橋のおいしさは羽二重もちのような皮にもあると思うのですよ。皮の透明感、薄さ、やわらかさ、淡いもちもち感。そして忘れてはいけません、ニッキ、つまりシナモンの香り。この香りがあんバターと合うでしょうか。はなはだ疑問。
八つ橋ではあんバターは出ないんじゃないかな、そんなふうに思っていたのですが、ありました!三重県のサービスエリアで。もちろん即買いましたとも。確かめずにはいられないじゃないですか。
早速食べてみます。初めのひとくちで、う~ん、やっぱりニッキとあんバターは合わないのではと思いました。なんだか喧嘩しているよう。そして2個め(いくんか~い笑)、そして3個め。ん?悪くないんじゃない?あんバターの濃厚さはやっぱり好きかも。
ひとつめを食べるときには、やはり本来の生八つ橋と比べていました。それと比べると、ニッキの香りはあまりしないし、あんこが洋風だし、ちょっと…と感じてしまいました。しかし2個、3個と食べていくうちに、これはこれで単独のお菓子として完成されているなと思ったんですよ。
ニッキの香りが薄いんじゃなくて、あえて抑えめにしてある。だからあんバターのほのかなバターの味わいがちゃんと感じられるのです。
今、日本中のお土産ものたちは、海外からの観光客を意識したものになっているなと感じずにはいられません。英語表記だったり、日本を強調していたり。ま、理由はどうあれ、これまでのものが見直されて新しく開発されておもしろいものができるのは大歓迎です。
そんな経緯で開発されたであろう京都のお土産をひとつご紹介しますね。それは「おこげはん」というおせんべいです。醤油はやはり日本を代表する調味料で、かつ焦げた味もおいしさの一つとする日本文化を意識していますね。おまけにネーミング!「舞妓はん」ではなく「おこげはん」なんですね。
おいしかったですよ。軽くて食べやすい仕上がり。日本の味の紹介としてちょうどいいかもと思いました。ま、おせんべいに慣れている日本人の私としてはもっと厚いおせんべいをバリバリといきたいところですが笑。
皆さん!ちょっと足が遠のいていた京都もまたそろそろ行きましょうか。と、それと同じく大阪万博もお忘れなくです。
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