6次産業って???

 ふと覗いたお店で「6次産業」という文言を目にし、「何?どういうこと?」と思い、買い求めたお菓子。「いちご大福」と「かき餅」です。製造者は餅工房マスミとあり、商品名にマスミばあちゃんが登場しています。

 いちご大福は一般的なものより少し小ぶりで皮も薄め。かき餅は「虹色かき餅」と銘打っているだけあって鮮やかな色です。原材料をみると、ビーツや人参粉、ホウレンソウ粉など極力自然素材から色を出しているようです。

 包装は、写真にあるように手作り感満載。商品名や原材料なども全部シールで、一個一個貼られています。でも商品管理のためでしょうか、バーコードがあり、手作りとはいえ、やはり商品なのですね。

 ところで「6次産業」というのは、調べると「1+2+3=6」から来ており、つまり、生産者でもあり、製造者でもあり、販売者でもあるということだそうです。なるほど、生産者が販売までを責任もって担っている、ということですね。

 「地産地消」、「身土不二」という言葉があるように、地元で採れ、地元で作られたものを食べたいという方には喜ばれそう。地元愛を感じる商品ではあります。でも問題は味! そして、値段とのバランス! ということで早速いただきました。

 いちご大福、美味しかったですよ。こしあんは滑らかで、茜丸のものと比較すると少し甘めでしたが、いちごの酸味との兼ね合いでこの加減なのでしょう。お餅部分は伸びがよく、手慣れた様子で作られていると感じました。少し小さめなのがよかったです。パクパクっと二口でしょうか。いちごも地元産なのでしょうね。新鮮でした!

 そして、かき餅はオーブントースターでもよいとのことでしたが、ふんわり軽くしたかったので油で揚げてみました。しっかり膨れるか心配だったのですが、上手くできましたよ。以前、他で購入したかき餅を揚げてみた時は、実は上手く膨らまなかったんですよ。これも新鮮さが大事?

 虹色は揚げると色が変わりましたが、それでも色とりどりに揚がりました。味も昆布、アーモンド、エビとさまざまで、塩を振りかけて味つけしていない分、餅そのものの美味しさが感じられました。ありがとうマスミばあちゃん!

 さてお値段とのバランスですが、いちご大福は税込230円、かきもちは380円。どちらも値段相応だと思いました。かきもちが若干高め? でも美味しかったですし、色が綺麗で手がかかっていましたし、揚げる楽しさも味わえたので満足です。

 あんこ製造会社である茜丸は、材料は他から仕入れていますから2+3で5次産業ですかね。一般的なパン屋さんや和菓子・洋菓子屋さんも5次産業ですね。5次・6次と名前がつくと新しい形態のようですが、中味は昔からある形です。

 いずれにせよ、商品力が第一ですね。どんなに販売方法を工夫してもやはり食べ物は味が勝負です。手作り感を大事にしながら、これからもたくさんの美味しいあんこ、おいしいお菓子をお届けできますように。


AKANEMARU NEWS

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