余ってしまった「栗きんとん」や「黒豆」、さあどうする!?

 皆さま、あけましておめでとうございます。

 新しい年を賑やかに迎えられたことと思います。久しぶりの家族や親せきに会い、美味しいものを食べ、ゲームで遊び、笑顔いっぱいで過ごされているでしょうね。

 美味しいものはたくさん召し上がりましたか。おせちも人気でしたか。でも余ってしまった・・・というものもあるかもしれません。例えば、「栗きんとん」とか、「黒豆」とか。たくさん一気に作らないと美味しくないですし、他にもご馳走いっぱいでしょうからね。

 そんな時にいつもの寒天よせ。すぐに作れるのがなんと言ってもよいところです。大勢がいる時にささっと作って出してしまえば、余らせずに売り切ることができます(笑)。ボリュームあるおかずの後の箸休めにも最適です。

 皆さんが帰られた後に、楽しい時間を思い出しながら、一人ゆっくり味わうのもいいですね。

 いつものあんこももちろん登場しますよ。あんこの寒天という手もありますが、今回は趣向を変えて丸めます! 小さな子どもさんやお孫さんは粘土細工のようで楽しめるのではないでしょうか。

 さて、うちは今回「干し柿」が余ってしまいました。というより、実は干し柿らしからぬものを買ってしまったんですよ。干し柿はまわりの白い部分があってこそですよね。表面に浮き出た糖分が柿の自然の甘さを引き立て、滋味あふれる柿そのものの味を倍増させます。

 売っている時にその白さを見て、「美味しそう!」と喜んで買ったのですが、なんと白い粉はコーンスターチでした。値段も結構していたのに「そんなんあり?」と文句を言いたいところですが、すぐさま転用を考えたというわけです。

 干し柿はコーンスターチを落として少し砂糖水で煮ました。そして、そこに寒天パウダーを入れました。柿の香りが寒天そのものに移りましたよ。干し柿そのものも少しやわらかくなって生の食感になっていいです。

 今回はあんこそのままを使わず、手の平で丸めて入れてみました。透明な寒天液にあん玉が浮かぶイメージです。あんこを丸める時やあん玉をぽとっと落とす時が大人でも楽しいです。コツは、寒天液が少し固まってから入れること。すると下まで沈みません。

 何かのキャラクターを思い浮かべる顔のようになったものもあります。私は仮面ライダーだと思いましたが、ポケモンのポッチャマのような鳥の顔にも見えます。黒豆と栗きんとんならさらに何か作れそうですね。

 水面のような寒天液に浮かぶ風景は、物を落としてみないとわからないのがなんといっても楽しいところです。寒天液の固まり具合によっては沈む深さも様々でしょうし。

 ふと思いました。茜丸の色とりどりのあんこを丸めて沈めたら、夢のようなファンタジックな世界が広がるのではないでしょうか。いわゆるフォトジェニック的な絵になりますし、それぞれのあんこの味の違いも楽しめますし、いいかも!

 商品開発部に提案!ですね(笑笑)。

 ではでは、皆様、今年もあんこに注目し、あんこで楽しむ日々をご紹介します。どうぞよろしくお願いいたします。


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