七草がゆ、転じて「七草大福」はどうでしょう?

 皆様、1月7日に「七草粥」は召し上がりましたか? 最近はスーパーでも春の七草がセットになって売られているので便利ですね。この七草、全てご存知ですか。念のため、記しておきます。

※せり、なずな、おぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ

 無病息災を願うという七草粥。我が家でも食べましたが、残念ながら昼食時でした。本当は朝に食べるものだとのこと。朝はお雑煮を食べてしまったんですよね。来年はしっかり朝に食べることにしましょう。

 さて七草ですが、便利なフリーズドライのものあります。それがこれ。最近は味噌汁などもフリーズドライ製法のものがありますが、添加物が入らない点がいいと思っています。香りも損なわれないそうです。

 いい香りだろうなぁ。何かに使いたい・・・とじーっと眺め、これを使って「七草大福」を作ることにしました。七草粥と共に、七草づくしの日の食後のスイーツにぴったりでしょう。

 「七草大福」の材料は、白玉粉、砂糖、粒あん(茜丸のものがおすすめです!)、片栗粉、もち粉も美味しくてよいですが、白玉粉の方が手に入りやすいですし、いつまでも柔らかいといわれます。確かに、次の日もかたくならず美味しく食べられました。

 大福の皮となる求肥は、電子レンジを使って2回レンチンすると袋に書いてありますが、今回は鍋で練って作りました。鍋でも短時間でできますから簡単ですよ。

 電子レンジでも鍋でも共通したコツとしては、ダマにならないよう初めに白玉粉を細かく砕いておくこと。溶けやすいように水を分けて入れていくこと。ただし、1回目はしっかり粉全体が浸る程度の水を一気に入れた方がよいです。そして、しっかり練ること。これはレンジでも同じです。

 では、作り方を簡単にご紹介します。

①白玉粉、水(白玉粉よりも若干多めに)、砂糖を入れて弱火にかけます。水の加減は鍋底をこすっても流れてふさいでこない程度。そこから少しするともち状になってきます。

②フリーズドライの七草を投入。均等になるように混ぜ、冷ましている間に片栗粉をシリコンマットに多めに広げておきます。

③冷めたらシリコンマットに求肥を移します。少しかたくした方が包あんしやすいので、ここでもしばらく置きます。この時に粒あんを丸めておきましょう。

④あんこの準備ができたら、手にたっぷりの片栗粉をつけます。

⑤適量の求肥をヘラで切りながらとって丸め、平たくし、あんこを包みます。

⑥底部分を少しつまみ、しっかり閉じて出来上がりです。

 手作りはやっぱりいいですね。七草を入れたとたんにいい香りが立ち昇って春を感じました。求肥は赤ちゃんの耳たぶのように気持ちいい感触です。そして、少しいびつだったりするのがまた嬉しかったりします。

 この後、2つのアレンジに挑戦しましたよ。

 ひとつは、押さえて少しつぶし、フライパンで焼いて焦げ目をつけてみたこと。京都の上賀茂で売られている『やきもち』、北九州の大宰府名物『梅が枝餅』のまねをしてみました。より素朴な味わいです。渋い「ほうじ茶」が合いそう。

 もうひとつは、中のあんこを『レモンあん』に変えてみました。茜丸の『レモンあん』は皮も入ったよい香りなので、七草の香りにレモンの香りが加わってより爽やかな味わいが楽しめます。口福プラス鼻福ですね。こちらは綺麗な色の緑茶と共にいただくとよい感じ。

 和菓子も作ってみると意外と簡単です。昔はレンジやオーブンなどなかったわけですから、基本、鍋や蒸し器だけで作れます。皆さんもぜひ挑戦してみてください。


【業務用あんこ販売店】

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◆『レモンあん』

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