あんフラワーのブームはじわじわ来ている?

 あんこ大好き、あんこ広め隊の私が「あんフラワー」を知ったのは1年ほど前でしょうか。でもその数年前から、「お菓子作り大好き!」という人たちの間で話題になっていたようで、今は認定資格を取った方たちが開くお菓子教室で教わることができます。

 先日お伺いしたgreen*green様でのパワフルお菓子教室体験もあんフラワーがきっかけでした。練り切り作りも栗まんじゅうも楽しかったですが、最初にインスタでひかれたのは錦玉の中に咲くあんフラワーのあまりに繊細な美しさでした。

 あんこ好きにとっては目も口も大喜びで、最高ですね!あんフラワー。

 でもこういった花の形に絞る、花絞りは洋菓子のクリームでももちろんありましたよね。ですが繊細な花を絞るにはあんこの固さの方がよりしやすいかと。ついでにいえば、時間的もちもいいかと。あんこ!いい仕事していますね。

 さて、このあんフラワー、もとになるのは白あんで、そこに天然色素や野菜パウダーなどを混ぜ込み、色の調合をします。こうなると花絞りの技術だけでなく色のセンスも問われ、同じ花を作っても自然と作り手の個性が出てきます。そこもまた興味の尽きないところですね。

 器用で、感性豊かな人にとっては、永遠に追求していける世界でしょう。花の種類は自然界に限りなくお手本があり、調合次第でそのままの色の再現にも挑戦できます。黒や濃い紫にしたり、花びらにグラデーションをつけたりしたあんフラワーもありますよ。現実にはない花を創作することもできますね。

 最近流行りの華おはぎは、重箱やわっぱなどの中に複数個収められるので、全体的な色の組み合わせや、大小さまざまの花を咲かせるなどのバリエーションもつけられます。できあがりはまるで絵画の一作品のようで思わずため息。

 さて材料となる白あん。一から炊いて作るのももちろんよいですが、すでに出来上がったものを使うのもいいでしょう。やりたいことは花絞りですし、白あんに混ぜ込む果物や野菜で味にこだわる楽しみもありますから。オリジナルのアレンジあんこ!出来たら楽しいですよね。

 そこで早速、茜丸の品質担当に白あんをベースにアレンジしたい時の注意点を尋ねてみました。気になる味についても遜色ないとのお答えをいただきましたよ。ただしいくつか注意点がありますのでお伝えします。


1.水を混ぜて炊き上げること

2.焦げないように混ぜ続けること

3.硬さを正しく見極めること


 「1.」については「あんこだけを炊くと確実に焦げます。お湯を沸かしてそこにあんこを投入。再度水を蒸発させていってください」とのことでした。

 「3.」については「冷えたら固くなることを考慮してください」とのことでした。これについては何度もした末につかめる加減でしょう。

 どうぞ皆さまも作ってみてください。おすすめは『茜丸 しろあん徳用』ということですので、ぜひご注文くださいね。

 なお、掲載の美しいあんフラワーの写真は「green*green」の先生からご提供いただきました。ありがとうございます! 花を盛る土台となるのは米粉ケーキやソルギ(韓国発のケーキ)、求肥だそうです。あんこが材料なのでやはり米粉が合うんでしょうか。あんフラワーでできたクッキーもありますよ。う~ん、美しすぎます!

AKANEMARU NEWS

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