あんフラワーの人気に刺激され、私もあんこを手作りしてみたくなりました。
作るあんこは2種。りんご味とマサラティー味。りんご味は先日作った手作りりんごジャムを使います。紅玉で作ったのできれいな色が出ましたよ。
もうひとつマサラティーはスパイス入りの紅茶、つまりチャイのミルクなしです。普通に飲むときより濃いめに作っておきます。
あんこは茜丸の白あんを使いました。白あんは「粒」や「こし」、皮むきをしたなめらかな歯ざわりのものなど色々あり、糖度や固さの違いなどが楽しめます。そのまま食べていただく用ですから、素人の私が炊き直していいのかというためらいがありました。以前にブログで書いた職人さんの真面目な仕事ぶり、糖度計で糖度を測っていた姿も目に浮かびましたから。
が、ここは鬼滅の刃も流行っていることですし?心を鬼にしてオリジナルあんこ作りに挑戦しましょう。
茜丸の品質担当からアドバイスいただきました! 焦げ付かないように水を少し入れること、混ぜ続けること。そして、後から固くなることを考え、柔らかいかもという早めのタイミングで火を止めること。このあたりを注意してあんこを炊き直してみます。
まずは紅玉りんごのあんこです。
お湯にあんこを入れ、ある程度混ざったところで紅玉りんごジャムを入れます。泡立て器で混ぜながら水分を飛ばします。水分が減ってきてふつふつと穴があいてきたのを目安に火を止めました。少量であれば、元のあんこの固さになるのに5分もかかりません。
そしてできあがったのが、この紅玉りんごあん。淡いピンク色のあんこです。ほのかなりんごの香り、そして少し酸っぱさがあります。でも正直なところ、この酸っぱさはあんこには合わないかもと思いました。茜丸の『サクサクりんごあん』は酸っぱくないので、りんごの種類が違うんでしょう。
次はマサラティーのあんこです。
お湯に紅茶を入れ、クローブ、カルダモン、シナモンの3種のスパイスも加えて煮込みます。できあがった濃いめの紅茶に白あんを入れ、泡だて器で混ぜながら水分を飛ばします。途中で味見したときの紅茶の香り高さに思わず「う~ん」とうなるほど、スパイシーな香り豊かなあんこができました。
色もかなり濃いめです。少し濃すぎでしょうか。この煮出し紅茶は牛乳を入れるとあたたかみのあるベージュ色、皆さんになじみのチャイの色になりますが、白あんを入れての色の変化は起こりませんでした。これが少し意外。次は牛乳を入れてチャイにしてから作ってみたいです。
どちらも素材からくる香りが魅力です。りんごの爽やかな香りがする紅玉りんごあん、シナモンの甘さとクローブやカルダモンのエキゾチックな香りが鼻をくすぐるマサラティ―あん。和のあんこと洋の素材ですが合っていました。
白あん自体の滋味豊かな味わいに香りが加わり、手間暇掛かった手作り感があります。正味の時間は5~10分なんですが、この手軽さは大満足です!
茜丸でもたくさんの種類のあんこがあり、「どんな味?」とよく聞かれます。香りや味も本物にこだわっていますから美味しいですよ。でもこういった手作りのよさはさらにオリジナルが追求できること。そして自分の欲しい分量だけ作れること。これも捨てがたいポイントですね。
とはいえ、白あんから作るのは手間暇掛かりすぎるので、気が向いたら作ってみるというわけにはいきません。白あんは市販のものにするくらいがちょうどいいかも、です。
出来上がったあんこは容器に入れ、冷蔵庫に入れました。冷蔵庫を開ける度に手作りあんこが目に入るのはちょっと嬉しい♪ それを使いたいからあんバタートーストにしよう、パンケーキ焼こうというやる気のもとになります。
さて今回は、白玉だんごであんこ2種を食べてみました。ひとつは絞り出し、もうひとつは楊枝を刺してあんこをのせました。白玉だんごは以前に作り冷凍してあったものです。お湯で煮立てやわらかくしたらモッチモチのもちもち感がよみがえりました。
紅玉りんごあんは甘さひかえめだったので、見た目を考えてきれいな写真を撮ったあと、実はもっともっと絞り出してからいただきましたよ。できたてのときにあった酸っぱさは、なぜだかやわらいでいて果物感いっぱいのあんこでした。
マサラティーあんは意外なおいしさが驚き。白玉だんごでもいいですが、このスパイシーな香りを生かし、ケーキに使ってもよさそうです。スパイシーなパウンドケーキであればをさらにキレ味増しますね。今年流行りのチョコレートカラーというのも推しポイントです。
皆さんもどうぞオリジナルあんこ作りにチェレンジしてみてください。柿やほうじ茶とかも面白いと思うんですよ。今のあんこがなくなった頃、私もまた作ってみるかもしれません。自然な素材そのままの香りと味であんこを楽しみたいですから。
・・・その後、冷蔵庫でしっかり冷えた後のあんこの味をチェックしました。香りや甘さがさらに引き立っていました。固さもあんこらしい感じになりました。ご参考までに。
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