「スイカは、野菜ですか? 果物ですか?」。そんな話を子どもたちとしたことがあります。結論としては、スイカは木になっていないから野菜でしょうということになったわけですが。
最近は野菜も糖度が重視され、まるで果物のような扱いになっているものもあります。その最たるものがトマト。そのまま食べたり、トマトソースやスープに使われたりと用途が広いだけに、使い道によってさまざまな味が要求されるのでしょう。
そんなことを思っていた矢先、「トマトのあんこが出ますよ」と商品開発部から耳にしました。びっくりしましたね。トマトは確かにフルーツトマトという名前のものがあるくらい甘いものもありますが、まさかあんこになるとは思ってもみませんでした。やはり、あのトマト独特の匂い、野菜臭さはどうしたってあんこと合わないでしょう、と。
研究を重ねた末、できあがりました。早速見てみると、色はあのトマトジュース色です。トマトそのものの赤さではありません。でもあんことしてはインパクト十分すぎるほどの赤みです。
肝心の味は・・・確かにトマトの味と匂いがする。でも、うん、基となる白あんにうまく溶け込まされていました。溶け込まされていた・・・という言い方をしたのは、まだこの味に慣れていないからです。無理やりあんこにトマト味をつけました、と少し感じるからです。
しかし、あんこ広め隊としてはここで終われません! 最近のお気に入りの冷しるこ(〇〇のひとつ覚えとはまさにこのこと)にしてみました。冷蔵庫にあった他のあんこでいい色の取り合わせになりそうなものも選んでみました。それが、『栗きんとんあん』と『蔵出し味噌あん』。
あんこを個人的に購入される方は、「まずはあんぱんを作りたくて」という方が多いですが、これはパン生地もアレンジしたい欲にかられますね。生地をバジルなどのハーブ風味にしたり、トマトジュースを練り込んだりしてもいい。乾燥バジルそのものを細かく切ってあんこに練り込むのもありなんじゃないでしょうか。
スコーンとかもいいでしょうね。クロテッドクリーム(手作りできますよ!)たっぷりでいただくのもいいですが、クリームは少な目にして、このあんこでトマト風味を少し加えるとカロリーダウンができそうですし、おやつというより食事として使えそう。ダイエットにもつながりますね。
このあんこの現在発売中。商品名は『太陽のトマトあん』になりました! 『爽快ラムネあん』や『メロンソーダあん』のインパクトに負けない、茜丸あんこの目玉になるに違いありません。購入される方たちがどんな風に使っていかれるのか、とても楽しみです。
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