コロナによって一躍有名になった妖怪「アマビエ」。アマビエが描かれた缶バッチやキーホルダーなどが作られ、アマビエのマグカップなども売り出されています。お菓子業界でも早速、デザインに取り入れられていますね。ようやく始まる幼稚園、保育園などでもきっとお絵かきされ、小学校では図工の題材にされるかもしれません。
さてこのアマビエっていったい何? というところですが、江戸時代の新聞、かわら版に掲載されたのが始まりです。熊本県で起こった海が光るという不思議な現象を調べるため出向いた役人の前に姿を現した妖怪がアマビエで、「疫病が流行したら、私の姿を写した絵を人々に見せよ」と告げたとのことから、アマビエの絵は疫病の収束のためによいとされています。まさに今の時期にぴったりの妖怪ですね。
かわら版で登場した時の絵は、くちばしのような尖った口でかわいい雰囲気ですが、もっと怖いイメージで描かれた時もあります。「ゲゲゲの鬼太郎」に登場した時にはかわいくて色っぽい赤い口の人形のような妖怪でした。
京都大学貴重資料デジタルアーカイブ(imagine 84 of 84)に江戸時代のかわら版を資料として保管されており、画像が置かれていましたので、ご紹介します。
さまざまなアマビエグッズはこの絵がもとになったものが多いですね。
さて、大阪・天王寺の茜丸でも、できるだけ早いコロナの完全終息を願い、オリジナルクッキーを作成いたしました。もと資料からの再現度は高めですが、少し太めのぽっちゃり系になっています。
ご自宅にて皆さまで召し上がっていただくのはもちろん、今のこの時期だからこその手土産として最適です。どうぞご利用くださいませ。
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