同じ『くず餅』なのに別物!?関東と関西の意外な違い

先日、一段と暑かった日のこと。賑わう東京駅の地下1階グランスタ東京で涼しげなくず餅を発見したので購入してみました!

今回は船橋屋こよみさんの「元祖くず餅 小箱」をゲットしました!

季節を感じる上品なパッケージでした。なんともすてきですね〜。


箱を開けてまずわかったのは、このくず餅の完成には驚くほどの時間がかかっているということ!


小麦粉を仕込み水で練って丁寧に取り出したでん粉を、樹齢を重ねた杉の大きな樽に寝かせます。そして待つことなんと、およそ450日!そうして自然発酵した小麦でん粉を蒸し上げて作るのだそうですよ。


商品パッケージには「くず餅は発酵食品のために独特の香りがございます」という案内も。

ところで関東と関西では「くず餅」の定義が違うということをご存知でしょうか?今回調べてみますと、材料から作り方、見た目や食感までまったく違うという発見がありました!


・【関東のくず餅(今回の船橋屋さんの物もこちら)】…見た目は乳白色。「くず餅」「久寿餅」と表記。小麦粉からグルテンを取り除いた「うき粉」を乳酸発酵させたものを使用。基本的な作り方は、「乳酸発酵後のデンプンを何度も水洗いし、湯に溶かし型に流し入れ、乳白色でしっかりした固さになるまで蒸し固める」。


・【関西のくず餅】…見た目は透明。漢字では「葛餅」と表記。植物の葛の根から精製した「本葛粉」を使用。基本的な作り方は、「本葛粉を水で溶かし、火にかけながら練り混ぜ、透明感と弾力のある餅に仕上げる」。


参照ページ:「くず餅、わらび餅、くずきりの違いとは? 関西・関東で違いがあるものも!」(フーディー)



同じ名前のお菓子でも地域によってこれほど製法が異なるのが、日本の食文化の面白いところですね〜。

前置きが長くなってしまいました!箱を開けると、四角に美しく切り分けられたくず餅が。

丁寧にお皿に盛り付けてからいただく時間は、贅沢そのもの!

口のなかでとろけすぎるでもなく固すぎるでもなく、ちょうどいい噛み応え。くず餅の透き通った味わいに、香り高い黒蜜ときな粉が加わり、たいへん口福でした!

また店頭では、「くず餅プリン」なども見かけました。


今回いただいた元祖くず餅は、長い歴史を持つ伝統的な和菓子です。一方で店頭には新しい感覚の商品も並んでおり、「これまでの歴史を守り続けること」と「今の感性を取り入れた新しいものを開発すること」の両方が大切なのだなと改めて感じました。

茜丸も、定番のどら焼きのほかにパティシエが洋菓子の製法で作成するバタどらプリンどらやきなど、新感覚の商品を生み出しお客様に楽しんでいただきたいと努めています!


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◆「プリンどらやき」

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