こちらの記事は、 以前担当していたライターAが海外滞在時に執筆した記事です。
2週続けて海外レポートをお届けします。
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外国人にとってあんこの味は好きな人と嫌いな人にはっきり分かれます。でも韓国や中国ではほとんど同じものがありますし、ベトナムやマレーシアでもよく知られています。それらの国ではもともと自国にあったものと認識されているかもしれませんね。
今回バングラデシュに行くのを機に、茜丸自慢のどらやきを持っていくことにしました。バングラデシュはアジアはアジアでも南アジア。東南アジアではないので文化圏が違います。はっきりくっきりインドより。あんこにはなじみがないからこそ反応が楽しみです。さてさて現地の人にウケるでしょうか。
まずは訪問先の事務所に置いてみました。懐かしの日本からのものということで現地に住む日本人には目を輝かせていました。「どの味にしようかなあ」ととても嬉しそう。抹茶味を早い者勝ちで選んだ人もいました。さてバングラデシュ人にはどうでしょう・・・?
ひと口食べて「おいしい!!」と喜ばれました。この顔見てください。
バングラデシュ人はよく喋る人たちですが、意外と恥ずかしがりだったりするのでスマホのカメラを向けるとなんだか照れてらっしゃいました。でもみんな嬉しそうです。甘いものが基本大好きで、仕事の途中でおやつを食べるのも大好きな人たちですから。皆さん待ちきれないようにすぐその場で開けていましたよ。
甘すぎる、この味はちょっと…と顔をしかめる人もなく美味しそうにパクついてくれました。皆さんに配り終わりいくつか余っていたので「もう一個どうぞ」と言うと、大の大人が取り合いをする姿が見られました。食べ物の前には素直に無邪気さを見せる人たちなのでした。
まだまだこれからの国であるバングラデシュは、貧富の差が大きく、都会と田舎の文化の違いも大きいです。でも首都ダッカでは日本料理店【IZAKAYA(いざかや)】などもあり、どうしても寿司を食べたくなったらそこで食べられます。ちょっと気取ったおしゃれな大学生らしき人が本を読みながらお寿司をつまんでゆっくり過ごしていました。
内装も日本らしいシンプルなもので、レストラン全体も静かでした。バングラデシュのレストランはわりと騒がしかったり、インテリアも派手めだったりしますから、色がうるさくないというのも日本らしさなんだとここに来て思いました。
天ぷらや寿司、ラーメンを注文してみました。合計金額をざっと計算してみると日本と変わらない値段でした。バングラ価格にしたら相当高いのでしょうが。日本の会社に勤め、給料は日本と同じようにもらっている駐在員であれば、普段の生活の野菜や肉は安く手に入りますから、結構な頻度でこんなレストランに行ってもお財布はいたまないでしょうね。
ダッカ市内の少し高めのレストランに行ってみました。こちらはバングラデシュ料理しかありませんがひとつひとつの味が繊細で、油も控えられていて、いい感じ。結構注文したのに全部で3000円ほど。日本だったらその倍はするでしょう。
さて、話をどら焼きに戻して…甘いもの好きなバングラデシュ人ですからどら焼きも割りと高くても売れそうと思いました。ダッカ市内のおしゃれなカフェや異国料理のレストランに来る人は海外とビジネスしていたり、留学経験がある人たちですからさほど高いと思わないかもしれません。日本と変わらない値段で提供することもできるでしょう。
ある程度、食べがいも重視する人たちですからどら焼きはぴったりかなとも思うんですよね。どら焼きの皮のふんわり感ときめ細かさはまだまだバングラにはないクオリティーですし。ケーキもおいしいんですよ、ここは。でもきめ細かさがね、まだまだです。もしかしたらそれがバングラデシュ人たちの好みなのかもしれませんが。
そんなこんなで、どらやきはここバングラデシュではちょうどよくフィットするのではと私は思います。日本人会の集まりや客層を選んだカフェやレストランで日本フェア的に期間限定で売ってみたらおもしろいかもしれません。
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