友達に誘われて、埼玉県川越市に行って来ました!古い街並みが残り風情がある人気の観光地とのことです。
川越駅からそぞろ歩き。普通の商店街の中にも店構えが昔のままの駄菓子屋さんや乾物屋さんがちゃんと残っていました。品揃えも良くしっかり現役。旅慣れた観光客であればそんな地元の人も訪れそうなお店をおもしろがるかもしれません。
商店街を抜け、蔵屋敷が立ち並ぶ通りに来ました。写真を撮りたかったのですがとにかく観光客が多く、ときどき車も通るのであまり撮れませんでした。残念。
京都や東京の中心と違って、外国人ばかりではなく日本人の観光客割合が高かったですよぉ。だからかな「〜しないでください」的な貼り紙はあまり見ませんでした。あれ見るとなんか興醒め。ここでは純粋に観光を楽しめてよかったです。
蔵屋敷通りは食べ歩きできるものがたくさん売られていました。干物のお魚、かつおぶしおにぎり、じゃがいもの田楽、きゅうり等。少し驚いたのはだし巻き玉子です。串に刺さっていましたから少し硬めに作ってあるんでしょうか。行列の長さは日曜なのに適度。川越はオススメですぞ。
今ではあまり見ない、昆布やかつおぶし専門のお店もありました。小さめの魚の干物も海沿いの場所ではないのにちょっと不思議。その謎は川越市立博物館を訪れてわかりました。
川越市を流れる川は江戸時代には物を運ぶ舟運が盛んだったそうで、舟が泊まる場所は河岸と呼ばれ、そこをきっかけに町ができたようです。ここの特徴である蔵屋敷は、川越の大火がきっかけで防火目的で建てられたそうですが、こんなに立派に建ち並ぶには経済的にも余裕がなくてはなりません。河岸市場として栄えていたからこそなのですね。
さて、美味しいあんこのもののご紹介。
食べ歩きできるあんことさつまいもの入ったお餅も数カ所で見ました。川越の名物はお芋ですからね。でも一番に惹かれたのは甘納豆のお店。試食のお豆が美味しくてふらふら〜っと入り、たくさんの試食を楽しみました。オーソドックスな甘納豆以外にも楽しいものがたくさん。砂糖だけではなく抹茶やきな粉をまぶせば楽しい味変!別の種類になります。これはアイデアですねえ。私は麦こがしを買いましたよ。大好きなんです、素朴な感じが。
美術館や川越城跡を訪れた後で偶然出会ったお店ではやっぱりどら焼きを買いました。川越名物のお芋クリームにまず惹かれて。大正10年創業だそうです。もちろん建て替えはしているでしょうが歴史を感じる店構えがなんだか落ち着きました。なんだか落ち着く、これが川越らしさかもしれませんね。古いものをちゃんと残そうと決めた川越市民の方々は本当に素晴らしいです。他、生クリームと合わせたあんこ、普通のあんこのものも買いましたよ。
うちに帰って食べてみました。お芋クリームのやさしい色合いとお芋の風味が好きです。川越を感じます。小豆のあんのどら焼きも甘さ加減が好みでした。しっかり甘いけど、くどくない。この加減が自分で作るとなかなか難しいんですよね。にしてもどら焼きって見た目がなんといってもかわいくないですか。丸い形といい色といい、手の平で包み込みたくなるような愛らしさで頬張る時がなんだか幸せ。食べ切るのに何口もかかる大きさが贅沢な気もします。どら焼きはやっぱりいいですね。
古い建物が大切に残され、昆布やかつおぶしなどの和食の味の基本となる食材がまだまだ幅をきかせていて、観光客本位になりすぎていない川越。そんな中で改めて好きになったどら焼き、そして甘納豆。
もしかしたら川越は少し過去にタイムスリップし思い出にひたりたくなる町なのかもしれません。皆さんもよかったら訪れてみてくださいね。
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● おしらせ
これまでブログを執筆していたスタッフが海外移住をすることになりました。とはいえ、不定期にはなりますが海外事情も絡めて現地からリポートをしてくれる予定です。次号からは新スタッフが執筆をさせていただきます。今後とも更新を続けて参りますので、みなさま変わらずお読みいただけましたらうれしいです。今後ともどうかよろしくお願いいたします。
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