小腹がすいた!「どうする?家康」

 新年から始まる数々の新番組。その中でも特に話題になるのはNHK大河「どうする?家康」でしょうか。主役は元・嵐の松本潤、さらにこれまで何度も演じられている家康役なのですから、どんなストーリーだろう、どんな家康を作り上げるのだろう、と楽しみにされている方も多いでしょうね。

 さて家康といえば、日本のどの地方を思い浮かべますか。先日のテレビでは名古屋城と江戸城が取り上げられていましたが、生まれ育ったのが三河と浜松ということで、静岡県西部のキャラクターとして「家康くん」はずっと前からありました。


 今回のNHK大河の発表を受けてますますその存在感は増していくでしょうと予想し、お土産コーナーをのぞいてみると・・・やはりありました。大々的に宣伝されていました。この地方の名物「みそまん」と共にご紹介します。

 まずはパッケージ。ピンクが目を引きますね。キャラクターのデザインもかわいいです。大河でもあまり頼りにならない家康のイメージから始まるようですから、このかわいさはピッタリ合いますね。もうひとつ別のものはかわいいを避けたい方のための渋い包装。徳川家の葵の御紋がかっこいいです。この家紋は重みがありますね。ハハーとひれ伏したくなるような。

 家康絡みのお菓子としてどら焼きバージョンもありました。どら焼きの表面にユニークな家康くんが焼き印で描かれています。どら焼きの面は広いですし、焼き印でこんな遊びもできますからいいですよね。どら焼きの皮に「おめでとう」「感謝」といったメッセージも描けますね。茜丸のどら焼きもそんな個別の注文を受けて作成することもあります。

 話を戻して、「みそまん」ですが、静岡県西部つまり遠州地方の名物菓子です。少し前のNHK大河「直虎」をきっかけに注目され始めました。このお菓子の始まりは、この地方でさとうきびの栽培が盛んだったことからだそうです。黒糖を使ったおまんじゅうがその後、改良されていく過程で味噌が加わって今の形になったとか。

 味噌が加わることによって甘じょっぱい独特の風味が生まれ、小腹がすいたときに甘いものを食べるか、辛いものを食べるか、どうする?と迷った時にその2つの思いを満足させられるお菓子になっています。

 なお製造会社は浜松市に本社がある春華堂。静岡土産として有名なあの「うなぎパイ」も作っている会社ですよ。工場見学もできる「うなぎパイファクトリー」は地元の人もオススメする楽しい施設だそうです。

 「みそまん」のお味は、こしあんの甘さも上品で、皮にほのかに香る味噌がいい感じ。甘さだけではない味わいがあります。これまで食べたみそまんの表面はつるりと綺麗なものでしたが、これはクレーター状に穴があいています。インパクトがありますし、味噌の素朴さと似合ったビジュアルですね。

 大きさも小腹を満足させるのにちょうどいい。小さすぎず大きすぎず、甘すぎずというバランスのいいお菓子です。お土産ものとしてもいいですが、ふだん使いのお菓子としてもよいかと思いました。お値段はひとつ130円。これひとつと濃いめに入れた静岡茶で仕事の合間の休憩時間は完璧でしょう。

 そうそう、静岡といえばお茶。静岡市に本社がある竹茗堂の「うす茶あられ」も名物土産のひとつです。夏に飲まれるグリーンティーのあったかい版です。

 今回久しぶりに買ってみましたが、昔より甘さひかえめになっているような・・・。あられもずいぶん小ぶりになってお上品になっています。でも味そのものは昔のままで、懐かしく美味しくいただきました。あられの香ばしさが相変わらずいいですね。

 竹茗堂を改めて少し調べてみると、創業は天明元年(1781年)だとか。昭和8年(1933年)には「うす茶あられ」の基となる「ウス茶糖」が発売されていたそうです。家康つながりでみそまんじゅう、そして、うす茶あられも有名になっていくかもしれません。今後ご注目ください。

AKANEMARU NEWS

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