紅葉の季節に訪れたい美味しい里山「寿長生(すない)の郷」

 お菓子といえば、和菓子・洋菓子に限らず食後のお楽しみ。生きるためというより楽しむため、喜ぶためといった気がします。その気持ちを高めていくと、食べる場所や空気も大切になってきますね。

 そんなコンセプトのもと、お菓子を購入したり食べたりするだけではない楽しい時間を提供する施設があります。関西であれば、ラコリーナ近江八幡、パティシエエスコヤマなど。豊かな自然と素敵なこだわりが詰まった場所です。

 そこで今回ご紹介するのは、滋賀にある「寿長生の郷」です。なんともおめでたい漢字が並んでいますが、「すないのさと」と読みます。ここは「叶 匠寿庵」のお菓子を購入でき、かつ里山の楽しさも思う存分味わえます。訪れたのは夏の頃ですが、まさに寿命が伸びたかのような気持ちのいい時を過ごしました。少しご紹介しますね。

 なかなかの長距離ドライブでしたから、まずはお昼ごはん。美味しいお蕎麦を食べました。蕎麦つゆのおだしが美味しくて。でもそれ以上に印象に残ったのはごぼうの天ぷら。野趣あふれるというのでしょうか、土の香りがしてきそうな素朴で力強い味でした。地元野菜の美味しさを噛みしめました。

 次はコンパクトな山登り。頂上というより小高い丘の上に向かう程度の高さなのでサンダルでも行けました。途中、ヘビに出くわしたり、虫が背中に飛んできて大騒ぎしたりの事件はありましたが、登り切った後の頂上からの景色は爽快でした。「いい場所にいい施設を作ったなぁ」としみじみ。

 下山後は里山を散歩です。珍しい草花や、鏡面のように緑を映す池、蓮の群生など、小道を進んでいくのが楽しくて楽しくて。トンボやアメンボ、カエルなどもたくさん目にしました。草木を分け行って進まなくても十分自然を堪能できました。そうそう、ヤギも飼われていましたよ。今、芸を仕込み中とHPにはありました。

 農を大事にするというコンセプトのもと、とうもろこし畑や梅林もありました。

 そして、おやつの時間。相当暑い日だったのでかき氷にしました。古民家の素敵な空間で食べてもよかったのですが、「テラスもありますよ」とお声かけいただき、風が吹き抜けるテラス席で。目の前に竹林があり、さらさらと葉が触れ合う自然の音を聞きながらだったので格別おいしく感じました。

 心が大満足の一日でした。ぜひ皆様もどうぞ。

 ところで、叶 匠壽庵さんの代表銘菓は『あも』です。茶道の先生おすすめのお菓子で、上品な甘さの粒あんと中に入ったおもちのバランスが素晴らしくて、初めて食べた時から大ファンになりました。でも当日は里山の自然にすっかり浸ってしまい(食に走ってしまい?笑)、お菓子は購入しませんでしたので、後で購入した季節のお菓子をご紹介しますね。

 『栗山家(くりさんが)』、『深山守(みやまもり)』、『季折(ときおり)』の3つ。他にも美味しそうなものがたくさんあって迷いましたよ。

 蒸し栗羊羹の『栗山家』は羊羹部分がとにかくモチモチ! 丁寧に作られた純度の高い羊羹でした。大きな栗が嬉しかった! 『深山守』はもち米が入って見て美しい景色のお菓子。雪が降る里山での春のイメージだそうです。ひきわりのもち米がいい食感でした。そして『季折』。これはお芋好きには大満足の味ですね。お芋濃度が濃いっ! 安寧芋と鳴門金時が使われているそうです。色も蜜がかかったように濃い黄色で、甘さとコクがありました。

 ひとつ宣伝を! 茜丸にはたくさんの種類のあんこがありますが、さつまいも関連でいえば、『こんがり焼きいもあん』『スイートポテトあん』があります。お店の和菓子を参考に手作りされるときはぜひご利用くださいませ。


【業務用あんこ販売店】

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AKANEMARU NEWS

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