好き×好き=大好き!「白あん×ドライジンジャー」

 毎日毎日、暑いですが、夏を楽しんでらっしゃいますか。「もうバテバテ。食欲がなくて食べる気がしない」とのつぶやきも聞こえそうです。が、そんな時でも美味しく食べられるものがあります。例えば、スイカ。今年はもう丸ごとスイカをいくつ買ったことか。ひと口大に切って冷蔵庫に入れておくと、あっという間になくなっています。

 言い方を変えれば、夏はスイカが美味しく食べられる季節ということ。その時々の季節のものを美味しく味わえれば十分幸せです。いつもいつもがっつり食べられなくても、夜に食べられれば一日トータルの中では十分まる、です。

 さて、またまた面白いもの作りました。テレビやインスタで紹介されるものを参考にしながら、できる限り材料的に無理せず、それでいて美しい、美味しいものを作る。これがコンセプトです。ついでにいえば、栄養も考え、極力添加物は使わず作りたいです。手作りですもの。

 ということで出来上がったのが『お月さま寒天(星も)』。今回は「ドライジンジャー」がいい仕事しています。もちろん茜丸の白あんも。

 使ったのはこのドライジンジャー。厚めなのでしっかり生姜の味がして、しっとり食感。それでいて甘さも十分あり、これを食べると夏の疲れが和らぐ気がします。おすすめです。今回はこれを星やお月さまの形に切り抜きました。形が不ぞろいの切れ端はまとめてとっておきます。星屑としてそれはそれでおしゃれでしょう。

 100%透明な寒天にすることもできますが、私は下に白あん寒天を入れました。食べがいが出ますし、豆の栄養もいただきたいから。白あん寒天はいつも通り、鍋でしっかり沸騰させて作ります。あんこをどれくらい入れるかは毎回、目分量。味見しながら甘さを決めます。

 味見の度に「あ~、やっぱりあんこはおいしいなあ」と思います。最近は白あんにハマっていますが、粒あんも大好きです。最近食べた和カフェのかき氷、絶品でした!

 少し逸れましたね。失礼しました。

 沸騰させた白あんの液に寒天パウダーを入れ、少し冷ましたら容器に注ぎます。少し固まったことを確認し、上に透明な寒天を注ぎます。そして、再び少し固まったところで「お月さま」や「星」を置きます。ポイントは「少し固まったら」です。固まらないうちに透明な寒天を注ぐと混ざってしまいますし、月や星をすぐに入れると沈んでしまいます。

 例えばこの写真。白あん寒天の上にのせましたが、早くも少し沈みかけています。この写真を撮った後、大きい星は沈んでいってしまいました。大きいものを入れたいときには特に固さに注意して置くといいですね。

 ということで、タイミングに注意してそっと置いたのがこれです。なかなかよい感じでしょう? 月に少し影があるのがより風情があります。これはジンジャーそのものの自然な色合い。

 夏になると、透明な寒天の上に金魚などを練り切りで作って入れる「錦玉」が、涼感を呼ぶお菓子として和菓子屋さんに並びます。金魚や水玉などが入り、その配置にセンスも感じられいつも見ほれます。でもこの月の陰影もなかなかイイ! ありがとう、ドライジンジャー!!

 お月さま一つだけも作ってみました。もっと大きい方がよかったかな。さらなる工夫としては、銀色のアラザンなども入れるとより美しくて楽しいかもしれません。また、新生姜の甘酢漬けで作ったらどうなんでしょう?と思ったりしました。自然なピンク色がまた美しいですからね。手作りのよさを感じるには最適です。

 以上、好き×好き=大好きシリーズ第三弾「白あん×ドライジンジャー」でした!

AKANEMARU NEWS

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