今日もあんこ三昧♪

　おいしいあんこが食べたいぞ！と思って検索して見つけたお店「みやけ 旧鴻池邸表屋」。京都より古いみやこ（京都の人たちに喧嘩売ってるわけじゃありませんよ）奈良にあります。

　夏のかき氷も有名で、常に混んでいるという噂のお店ですが、平日は予約なしで大丈夫でした。江戸時代の豪商、鴻池邸表屋を大阪今橋から移築したという建物は美しく大切に手入れされ、門から玄関までのアプローチも楽しませてくれました。

入ってすぐ右手のお店で購入だけで終わることもできますが、もちろんカフェ利用。「お好きな席にどうぞ」と言われ迷った末に窓際の席を選びました。雪も舞ったくらいの日だったのでひざ掛け毛布をお借りしましたよ。

　注文したものは、初めから狙っていた「パイ大福」と「おぜんざい」。そして最中の誘惑にあらがえず「みやけセット」。ホントもうあんこ三昧！！わくわくが止まりませんっ。

　写真をぜひぜひご覧ください。

　期待していた「パイ大福」は期待を上回るおいしさでした。パイ生地そのものは甘くない。でもバターの加減が絶妙。サクサク感もすばらしい。中の大福のもちもち感はパイの中でもちゃんと生きていました。そしてあんこは質のよさを感じさせ、なめらかながら粒が立っている。おいしい、おいしい♪と一気に食べてしまいました。

　「おぜんざい」は、これももう久々のヒット！（この表現はちょっと古い？）一粒一粒が大きくてホントやさしい色合い。で、甘さがねぇ、本当にいいんですよ。ほっこり、ほっこり。心までやわらか～くほぐれていくよう。昔の人もこんな幸せを感じながら食べていたのかなぁ。

　蛇足ながら、おもちの焦げ目もよかったです！やさしいおぜんざいの中で焦げの苦味が全体の味を引き締めてくれました。塩昆布もかなりおいしかったけど、強めの焦げ目がまたよかったな。

　そして「みやけセット」。お目当ての最中にはあんこがたっぷり入っているにも関わらず、甘ったるくない。どうしてどうして！と聞きたいくらいです。一緒に入っているアイスクリームはミルキー感たっぷりで甘さひかえめ。この組み合わせはもう悪魔的！

　その他のお菓子たちも、ひとつひとつ味が吟味されているんだろうなぁと感じさせるものばかりでした。でもまだまだおいしそうなものがあるんですよ！！豆大福とか、梅の香とか…。季節が変わればまたいろいろ出てくるんだろうなぁ。

　近々もう一度行きましょうか。パフェも食べたいけど今度は買うだけで。いやいや、あまりに心地よい空間、時間だったからまた入ってしまいそう…。と、感動しっぱなしのあんこ三昧メニュー、そして古民家カフェでした。