いつの日か「茜丸YODORAカフェ」ができる?

 今、茜丸オンラインショップで人気の洋風どらやき『YODORA』は皆さまご存知でしょうか。プチどらやきの間に「バタークリーム」をはさんだお菓子です。「え、そんな感じって特に珍しくないんじゃない?」と思った方、どうぞ一度ご試食ください。その新しさに驚かれるはず。

 バタークリームはバタークリームでも味や色が様々で、中に「ドライフルーツ」や「ナッツ」がたっぷり混ぜ込まれ、ひとつひとつの香りと味わいが兎に角おしゃれなんですよ。見た目や味のおしゃれさはケーキ並みなのに、手で食べられるという気軽さもあり。いいとこどりなんです。

 その『YODORA』に新しい味が出たと聞き、早速取材しました。で、思ったのは、前の5種「みつ豆」「ラズベリー」「ブルーベリー」「抹茶」「マンゴー」も相当攻めていましたが、今回のはさらにパワーアップしたということ。『YODORA』は日々進化しています。

 新しく開発された5種は「ショコラオレンジ」「ほうじ茶」「ピスタチオ」「マロン」「ゆず」です。その中の「マロン」を作る様子を特別に見せてもらいました。マロンは洋酒の香り強めなので、厨房の中はとてもいい香り。出来たてを試食させてもらって大感激でした。


 「マロン」の製作過程は以下の写真の通り。詳しい説明は秘密です(笑)。

 工房での「マロン」が出来上がった後に、パティシエの山岸さんにインタビューさせていただきましたので、『YODORA』に関する内容をお伝えさせていただきます。

――洋風どらやき『YODORA』の様々な味は山岸さんのアイデアですか。

山岸さん:はい、そうです。


――『YODORA』を食べるシーンはどんな感じをイメージしましたか。

山岸さん:指で摘んで食べられる気軽さも手伝って、ワイワイと楽しくお喋りしながら食べていただくシーンをイメージしました。

 クリームの中に色々なドライフルーツやナッツが入っていますから、何が入っているのか宝探しをするかのように楽しんでもらえます。「この食感って・・・」「どの味が一番好き?」とお喋りが尽きない工夫がたくさんあります。

 とにかく楽しく和やかなひとときのお供として、年齢問わず皆さんで召し上がっていただきたいですね。


――今回作って頂いた「マロン」ひとつ取っても、とても複雑で濃い香りがしますがどうしてですか。

山岸さん:細かくしたマロンを洋酒に漬けることで香りを引き出していますが、マロンそのものだけでなく、濃縮されたマロンクリームなども合わせて使い、複雑な味わいになるように工夫しています。


――出来たての「マロンバタークリーム」は涙が出そうなほど美味しかったです! 鼻に抜ける洋酒の香りも素晴らしかったですね。オンラインショップでは冷凍で売られていますが、出来たてそのままで販売されるのはやはり難しいのでしょうか。

山岸さん:バタークリームですから保冷剤を入れてもせいぜい30分くらいしかもたないでしょうね。お店で購入してすぐに食べていただいたとしても、遠くにお住まいの方は・・・。


――難しいですね。でも出来たては本当に美味しいですから、何かいい方法があるといいんですが。

山岸さん:そうですねえ。カフェを作れば出来るかもしれませんね(笑)。


――今後も新しい味は開発されますか。何かアイデアはもうおありなんですか。

山岸さん:もちろん、あります。しかも、たくさんあります(笑)。第三弾も新しい5種類でもいいですが、季節毎に期間限定で出すのも面白いかなと考えています。

――それは楽しみですね。今であれば桜味とか。

山岸さん:そうですね。いいですね!

 

 そんな話しを聞き、製作過程も見せていただき、『YODORA』をますます身近に感じました。取材後、山岸さんから頂いた『YODORA』を家に持ち帰り、その試食の感想は以下の通りです。まずは写真、そして感想と続きます。

☆ショコラオレンジ

 「チョコ」と「オレンジ」といえばテッパンであり、王道でもあり、間違いのない組み合わせです。でも、香りを大切にする『YODORA』はこの2つを混ぜずに、別々の層にしていたのが珍しいポイント。手に持ってひと口ずつ食べられるので、チョコとオレンジは口の中で自然と溶け合います。バタークリームですから、まさにとろ~りと混ざり合う。チョコとオレンジが交互に鼻を刺激する心地よさがあります。「クランベリー」や「ブルーベリー」も入り、オレンジの酸味と甘さをさらに引き立てています。横方向にかじれば、オレンジとチョコそれぞれを別物として楽しめるのも嬉しい発見。

☆ほうじ茶

 スイーツ界にすっかり定着した感のある「ほうじ茶」味ですが、『YODORA』についてはその香りとほうじ茶らしい苦味が濃厚です。インタビューにもあった、香りが際立つ工夫が施されているのでしょうね。加えて、新鮮な果物の香りがかなり感じられました。材料一覧表によると、クランベリーが使われています。クランベリーの割合はかなり高そうですね。和のほうじ茶+バタークリーム、おまけに果物。これは意外性をつかれ、心をググっとつかまれました。

☆ピスタチオ

 ピスタチオ色のクリームは見るからに栄養価が高そうです。「ピスタチオ」そのものがナッツですから、バタークリームと混ぜ合わされ、さらに濃厚。これは元気になれそうと思いました。ブルーベリーやクランベリーの爽やかな味もしますが、アーモンドも入っていますから、とにかく濃い! ナッツ好きならもちろん大好きな味でしょう。この濃さは・・・例えば、おなかがすいたけど、忙しくて手を止められない、そんな時におすすめです。甘さが疲れを癒し、濃厚なピスタチオ味のバタークリームがもうひと踏ん張りする力を生み出します。ん?これはエネルギーチャージ的なポジション?

☆マロン

 洋酒の香りがなんといっても立っています。いい材料を使っているんでしょうねと、手前みそながら思うほど本当にいい香り。『YODORA』をご褒美ケーキのように楽しみたい方には最適でしょう。「ドライいちじく」のプチプチ食感や「丸ごとアーモンド」など、贅沢にゴロゴロ入っていると一番感じました。マロンそのものが小さめの角切りで入っているからでしょうか。ひと口食べる毎に「この味は何?」といった発見があります。

☆ゆず

 聞いただけでは地味だと思われるかもしれない柚子味の『YODORA』。でも私は声を大にしてこれをおすすめしたいです! 柚子の香りを食べる時まで残すのって難しいんじゃないかと思うんですよ。バタークリームだけでなく、レーズンやいちじくなども使われていますし、製造後に一度冷凍し、食べる前に解凍していただくわけですから、「香りなんて消えちゃうでしょ?」と普通は考えます。しかし、ひと口めからすぐに柚子の香りが鼻を刺激しました。ほんのりではなく、しっかり柚子の香りでした。濃くて質のいい柚子のピューレをたくさん使っているのでしょうね。バタークリームとのブレンド具合は絶妙でした! さすがプロは違いますね。

 以上です。


 新しく開発された5種はどれも大当たり。予想を大きく上回る仕上がりでした。隠し味的に使われているのは茜丸の『粒あん・十勝』。ここはやはりあんこ製造メーカー・茜丸ですから。でも食べている時にはほとんど感じませんでした。上手に隠されていましたね。

 こんなに美味しいものを作ってくれたパティシエの山岸さんに感謝したいです。手間暇かかっていますものね。セルクルを使ってクリームを注いだ後もひとつひとつ面を撫でて美しく仕上げ、実は包装までも彼がしています。でも何度も何度も試作を重ね完成させたのでしょうから最後まで自らの手でというのもわかる気がします。

 「バタークリーム?ちょっと苦手かな・・・」という方にぜひ一度召し上がっていただきたい。『YODORA』はバタークリームだからこそこの美味しさ!と自信をもっておすすめできます。


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◆洋風どらやき『YODORA』

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【業務用あんこ販売店】

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◆『粒あん・十勝』

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