錦玉からの~玉ねぎ茶ジュレ!も悪くない

 皆さま、坂本紫穂さんをご存知ですか? 和菓子大好き、あんこ大好きな人ならきっと見逃さなかったでしょう、先日の「情熱大陸」に出演されていた和菓子作家さんです。季節の変化を感じ取り、意匠に取り入れる。企画を任されれば、依頼人の思いを汲み取り、和菓子に込める、まさに作家さんだと思いました。

 その番組内で紹介されていたお菓子にしずく形の錦玉があります。綺麗な水色で、中に白あんが丸く入れられていました。しかし、作り方は紹介されていなかったんですよ。そこはもう秘密の技ですから。でもとにかく澄んだ美しさと白あんの美味しさに魅了され、作ってみたいと思いました。

 紫穂さんは色の粉を使って透明感ある水色を作ってらっしゃいましたが、こちらは素人。わざわざ買わず、何を使うか。そうだ!最近、作り始めた玉ねぎ茶にしようと思い立ちました。玉ねぎの皮は布を染めるのに使われるほどいい色が出ます。少~し匂いがありますが、そこは薄めに、そして甘味料をしっかり使えば大丈夫でしょう。

 白あんを丸めて、半分固めた中に沈めて、しずく形になるように垂らしておかないといけないので、固める時は冷蔵庫内にガムテープで留めました。いつもは常温ですが、今回は大事を取ってしっかり冷やしました。

 しかしですねぇ、崩れました。見よう見まねだけではやはり無理でしたね。ぷるるんと立つはずが流れてしまいました。これにはかなりがっかり。ずうずうしくも、いつもの寒天の固さを思うときっと成功するに違いないと思っていましたから。見栄えをよくしようとたまたまあった「ゴールデンキウイ」と「いちじく」をたっぷりのせました。予定とは違いますが、これはこれで悪くない。全体的なあたたかい色合いもいいですよね。

 ジュレと白あんをいっしょに口に入れたら本当においしかったですよ。果物とジュレと白あんですから、これで豆が加わったら変わり種あんみつともいえるかもしれません。

 「さつまいも」、「かぼちゃ」、「栗」、「柿」、「なし」、「ぶどう」などこれからどんどん美味しいものが出ますから、それらと寒天、そして赤えんどう豆を組み合わせて、手作りあんみつを作りたくなりました。粒あんさえあれば、その組み合わせはいくらでもありそうですね。

 玉ねぎの皮を煮出して作る玉ねぎ茶ですが、寒天で固めるだけでもいいですよ。失敗ないですし。せっかくの健康を意識したお茶ですから砂糖も何も入れないで作り、食べるときにゼロカロリー甘味料を少し注いで食べるのがオススメです。

 前に作ったローゼル茶(ハイビスカス茶)もそうですが、せっかくの手作りですからできれば自然の色で作りたいです。緑なら濃いめの緑茶とか、ナスを煮たときの色は紫ですね。いいかもしれません。

 思い立ったらすぐできる、身体にいいお菓子。できれば油や卵を使わない和スイーツを。あんこ大好き、和菓子大好きな茜丸のメディア担当はまだまだアイデア豊富ですよ! ただし、手の込んだものは何もない。たまに失敗もする。でもどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

AKANEMARU NEWS

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