あんこ好きなメディア担当が、あれこれアイデア勝負を仕掛ける「好き×好き=大好き」シリーズ。今回の「白あん」との組み合わせは、なんとトロピカル~な「ココナッツミルク」です!
ココナッツミルクはその昔、牛乳アレルギーがあった長男のために何とかミルク系を摂取して欲しいと考え、見知ったのですが、南国を思わせるその香りがいかにも夏を感じさせていいですよね。
そういえば、「ココナッツミルク寒天」を昔作ったことがあります。ココナッツミルクと水に砂糖を溶かしました。その時も寒天パウダーを使いました。でも出来上がりは、残念ながらココナッツミルク部分と透明部分に分かれてしまったんですよ。透明部分には甘さがなく、子どもには不評でした。
そんな経験から思いついたのが、今回の白あんとの組み合わせ。白あんがあれば二層に分かれないでしょうし、コクも増すでしょう。食感もきっと変わるのでは?と大いに期待しました。
ここからはいつものように、作り方をお伝えします。
白あんと水、ココナッツミルクそれぞれの量については写真を参考になさってください。白あんとココナッツミルクとの配合割合がポイントだと思うので、味見しながらお好みの味にしてくださいね。
ちなみに私は、ココナッツミルク200mlは使い切ってしまいました。甘さは白あんだけで十分でした。
別でスイカ寒天を作りました。ココナッツミルク寒天の上にのせる彩りとして。ココナッツミルク寒天が十分甘いので、スイカは自然な甘さで十分ではと砂糖は加えませんでした。
唯一、大事なポイントは、寒天パウダーを使っていますから一度沸騰させるのは必須です。
さて、白あん×ココナッツミルクのお味ですが、ほのかにというよりしっかりココナッツミルクの味と香りがします。白あんの豆の香りはしませんでした。これはこれで成功ですね。
白あんが入ったのでココナッツミルクの真っ白ではなく、やさしい色合いになっています。涼しげではないかもしれません。そこでスイカの登場です。夏らしさの演出にスイカは最適ですね。
スイカはミキサーで均一にせず、マッシャーを使いました。スイカの果汁をたっぷり入れたので水は入れませんでした。甘さがほしい方は砂糖を入れてもいいと思います。スイカを一度沸騰させたにもかかわらず、鮮やかな赤色が残りました。香り、味もしっかりあり、こちらはいかにも寒天といった食感になりました。白あんが入る入らないで明らかに食感が変わるんですね。
昔、ココナッツミルクだけで寒天を作ったときに二層に分かれたことは残念でした。が、実は味もシンプルすぎでした。ココナッツミルクそのもの。食べなれない味を敬遠しがちな子は、ひと口食べて「味がヘン」と言い、それっきり食べようとはしませんでした。
でもこのココナッツミルク羹であれば、香りも味もココナッツミルク感が十分ありますが、豆の豊かな味わいが加わってココナッツミルク独特のクセは感じられません。プルプル&モニョとした食感が食べやすく、どんどんスプーンが進みます。
きっとどなたにも喜んでいただけるでしょう。あんこが苦手な外国人に食べさせてみたら好評でしたよ。
スイカ単体での寒天は、甘いのが苦手な人にはちょうどいいかもしれません。スイカに飽きたらこんなふうに食べるのもいいですね。赤色がきれいですから白の寒天と共に大きめの角切りにし、散らしてみてもいいかも。そばに粒あんをそえてのあんみつもいいかもしれません。色のコントラスト的にも目をひくことでしょう。
ひとつ、作るときの注意があります。
ココナッツミルク羹を容器に注いだあと、少し固まってきたのを確認したはずですが、スイカ寒天が混ざってしまうものがありました。初めのものが固まっているかだけでなく、後から注ぐものの熱さにも要注意です。
手作りはそんなこんなの理科実験的要素が加わり、考察ができるから楽しいんですよね。お子さまの理科実験のタネがそこここにあります。
以上、好き×好き=大好きシリーズ第四弾「白あん×ココナッツミルク」でした!
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