お試しで食べるにしても3種はなかなか・・・ちょっと・・・と思っていた時に登場した『チョコあんシュー』。いや、これはもう甘すぎでしょ、無理でしょ、シュー生地の上にこんなにたっぷりチョコがけされてる!
しかし、この上がけチョコは見てもわかるように、濃いめの色でビター味。チョコの香りがしっかりあります。香ばしいハードめのシュー生地とチョコがいいコラボでした。高品質のチョコでしょう、ナイフを入れると割れてしまいそうなほど厚く、たっぷりかけられているにもかかわらず、意外にも甘さは気になりませんでした。
食べ進める内に鼻をくすぐるのは、チョコクリームから立ち昇る洋酒の香り。あんこといっしょに食べても、「私は洋ものですぞ!」としっかり主張しています。上の写真は切った時の衝撃で、ムチュッと出てきたチョコクリームです。香りから察するに洋酒を多めにきかせていますので、気にされる方は、お子さまに差し上げる時には上のシュー生地部分だけをどうぞ。
実は、写真のように、食べる時に生地と中味が分かれてしまいました(チョコがけ部分が厚いので)。で、たっぷりのチョコクリームを目にし、思わずニンマリしたのでした。既に口に入っているチョコがけシュー生地も美味しくて満足したのに、ホント我ながらその欲深ぶりに呆れます。
『チョコあんシュー』はコーヒーに合います! できればブラックでどうぞ。
初めにチョコがけの姿を目にした時から、これはコーヒーだなと思いました。「そろそろコーヒーが飲みたくなってたんだよね」と思わずつぶやきました。でもまずは味見だと思い、ひと口ぱくり。そして、出てきたのがたっぷりのチョコクリーム。これはもうコーヒーを淹れなくてはもったいないと立ち上がりました。
で、不思議なことに、3つ目にもかかわらずぺロリと食べてしまったんですよ。もちろん、無類の甘いもの好きではありますが、3つ目の『チョコシュー』はなかなかインパクト大でしょう。やはり、中に仕込まれているあんこがいい仕事をしているからでしょうか。
茜丸はどら焼きと共に、たい焼きも人気ですが、昔からのお得意様からは、たい焼きの皮の香ばしさもさることながら、中のあんこの上品な甘さを気に入っているとの声が多いです。砂糖の甘さで豆の美味しさを殺さないように、と昔気質の職人の手によって作られた自慢のあんこなのです。
この『チョコあんシュー』のついては、『むきあんシュー』ほどに、あんこの味が感じられませんでした。でも食べ終わってみた時の食後感の軽さ、口の中のすっきり感。これはきっと上品な味わいのあんこのなせる技でしょう。
あんこは主役にも脇役にもなれるのですね。「シュークリーム」という洋もののお菓子の中に使われて、改めてそんなことを思いました。
以上、その1『クッキーシュー』、その2『むきあんシュー』、その3『チョコあんシュー』と3つのシュークリームのご紹介でした。あんことどら焼き、たい焼きで長年培われてきた職人の技をベースに、今の時代に合った、皆様に喜ばれるお菓子を次々と生み出す茜丸の「本気」です。
あまりにリーズナブルなお値段だからそれなりでしょう、とは決して思わないでください。高くて美味しいのは当たり前。安くてうまいものを探すのが大好きな大阪人の心意気が表れた「茜丸が本気出すとこうなる」洋菓子シリーズ。これからもご注目ください。
ちなみにこちらの『チョコあんシュー』のお値段は230円(税込)です。ほんまびっくりやわあ。
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