地元で長く愛されているお店はまちがいない!

 今回ご紹介したいのは、静岡県磐田市にある「又一庵」。創業は明治4年(西暦1868年)からということで、150年続いているので老舗といってもいいでしょう。地元では「またいち」と呼ばれ親しまれ、特に「きんつば」が有名です。

 ここの「きんつば」は小豆の粒が大きく、ふっくらと炊かれていて、甘さも控え目のやさしい味。薄紫のあんこの色はまさに素材をいかした、砂糖を使いすぎていない証拠です。手で食べられるので羊羹よりも食べやすく、あんこを欲している時には羊羹と同じくらいに満足できますね。

 下の写真は『イロドリきんつば』で、「アズキ」、「コーヒー」、「ミルク」、「ズンダ」、「カボチャ」味の5種。あれあれ、こんなあんこのバリエーションは茜丸のあんこと重なりますね。

 元々ある和の味「アズキ」や「ズンダ」はいうまでもなく美味しいですが、「コーヒー」はしっかりコーヒー味ながらやさしい味わいで、「ミルク」は練乳の甘さとミルキー感がありました。「カボチャ」はほくほくというよりあっさりめ。でも滋養を感じました。

▲上から「アズキ」「コーヒー」「ミルク」「ズンダ」「カボチャ」


 箱といい、包装といい、また一口サイズの大きさといい、きんつばのイメージが変わりますね。ポイッと口に放り込める感じ。元々、きんつばより小さいですが、この手軽さも捨てがたいです。それにいろいろな味というのがなんといっても楽しいです!

 昔ながらのきんつばはきちんと別にありますから、これは若い人向き。試しに食べてみたい人にぴったりです。それにこの手軽さは外国人向き。いきなりど~んと和菓子は正直しんどいという声もききますから、あんこの美味しさを知る入門お菓子としてオススメできますね。

 もう一つご紹介したいのは、『あんことバターのミルフィーユ』です。ミルフィーユはあんこクリームとサックサクのパイで甘さしっかりめのお菓子。紹介文通りのサクサク軽い食感が特長です。暑い部屋で開けたためか、パイ生地からあんこクリームがはみ出し、なんとも魅力的なビジュアルでしたよ。

 さらにもう一つは『アンビス』。カタカナ名なのでモダンな香りがします。「ANBIS」「あんこビスキュイ」といった文字も描かれ、赤紫色の包装が美しく、おしゃれさです。さきのミルフィーユは、又一のキャラクターが描かれたかわいい雰囲気のものでしたが、こちらは大人っぽいですね。味はきなこクリームがこれまたトロリ。薄さが都会的。ビスキュイ生地も薄紫の小豆色で珍しくていいです。

 以上、迷って選んだ和洋菓子のご紹介でした。他にも「どら焼き」や「あん生どら焼き」「水きんつば」などひかれるものがまだまだありましたよ。喫茶メニューの写真もおきますね。きんつばのオブジェも楽しかったので置いておきます。

AKANEMARU NEWS

茜丸のあんこやどら焼きなど、和菓子に関する情報や茜丸の商品に関する情報を配信しております。 YouTubeでレシピチャンネルを開設いたしました。茜丸公式レシピチャンネルのことも配信していきます。 美味しいあんこを始めとした、あんこをもっと身近に感じていただけるような情報を中心に配信したいと思います。 どうぞ宜しくお願いいたします。

0コメント

  • 1000 / 1000