あんこに関することに常々目を光らせているので、巷のニュースにあんこを使ったお菓子が出てくればそんなアレンジ方法があったかと感心し、お菓子教室に参加したときには先生のお声からニーズを探ったりしています。
そんな中、不器用ながらぜひ作ってみたかったものは手作りあんこからの寒天です。前々回はスパイシーな「マサラティーあんこ」と「紅玉りんごあんこ」を作りました。それらはパンにつけたりそのまま舐めたりして(笑)消費してしまったので、今回は「柿あんこ」からの寒天おやつを作ります。
今回使う柿は、生食用の柿をしばらく置き、俗に言う、ジュクジュク状態にしておきました。決して冷蔵庫に入れたまますっかり忘れていたわけではありませんよ。
作り方はいつものように簡単!3ステップです。
①柿を煮溶かします。焦げ付きそうだったので水を加えました。
②次に白あんと寒天パウダーを入れてしっかり混ぜます。
③器に入れて常温でおいておきます。
こうして柿寒天ができあがりました。ほんのり柿の香りと味がします。でも色は残念ながら薄いですね。白あんの量が多すぎたのかもしれませんが、柿自体も色が出にくい色素だと思いました。
今まで原料とは別の色素を入れることは、たとえ天然色素でも眉をひそめていたんですが、ものによってはしかたないことかもしれません。自分で作ってみるとそんな理由も少しずつわかってきます。
色の地味さを補いたくて、白花豆で丸く飾ってみました。さらに某インスタントラーメンについていたシールをのせて少し遊んでみました。そんなこんなが手作りの楽しさです。
今回の手作りあんこからの寒天は、色がきれいに出なかったという点であまり満足なできではありませんでしたが、控え目ながら柿の香りと味わいがありましたし、あんこからの寒天は一般的な寒天とは違い、歯ざわりが変わって羊羹風の重たさが加わりますから食べがいがありますよ。
それになんといっても寒天は植物原料で繊維質も豊富。ヘルシーです。どうぞ皆さま、お手持ちのあんこで、はたまた手作りのアレンジあんこでの寒天おやつをいろいろお試しくださいね。
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